文明が発展していくにつれて、水平・垂直のとれた空間、傾斜があっても均一で平坦な地面ばかりで動いていると 山林や荒地の不均一で水平なところが一つもない地面で動くと、途端に能力が落ちるのは確かだと思いました。 野外では野外に適した身体の使い方があり、それが本来の人間の身体が適応してきた環境であるはずなので、 こういった稽古を定期的にやると、屋内での稽古に戻ったときに、動きの質がまた深化することもあるのかと思えました。 "Use it or lose it."という言葉があるそうですが、人間の元々の身体的な能力はそういう原則があって、水平・平滑な地面ばかりで活動するのが1日の大半の生活をしていると、 そのバランス能力が衰えてしまうのだと思います。