# 34 【日本刀専門店 銀座長州屋】二十年間で消えた？ 幻の刀と源清麿【後編】

＃日本刀　＃日本刀販売品　＃日本刀銀座　＃清麿
日本刀専門店　銀座長州屋　提供
今回は、特別重要刀剣　法城寺の刀と室町時代　永正の勝光　そして幕末の名工清麿について
考察します。法城寺のような形状の作品は一般的に薙刀直しと呼ばれています。
しかし、その原形は実は薙刀ではなく、実戦の中では生まれた特異な刀であったという事実を
実例を交えて明らかにします。
薙刀と薙刀直し　長巻と長巻直しなど曖昧模糊とした日本刀の名称に
関する謎とその混乱の原因についても詳しく論証を加えます。
南北朝時代から幕末の清麿まで、機能性というキーワードで一本に結ばれるダイナミックな
日本刀の歴史をお楽しみください。
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• # 34 【日本刀専門店 銀座長州屋】二十年...
解説　深海信彦
アシスタント　小島　今津

[@dt2576]

かつての日本の製造業も、海外製品を元により実用的な製品に作り替えていた時代があるように、刀が武器であった時代も日本の製造に係わる人達も理論ではなく、実用性重視から物作りをしていた当時と時代を超えた共通点がある点は、今後も大切にしていきたいですね。 切っ先の長い、清麻呂刀匠や長義刀匠などはみていて心に響くものを感じます。薙刀での試し切りは、結構むずかしく、刃の進入角度を間違えると、薙刀の柄部分がおれるか、刃こぼれするかで、柄部分は他の方のコメントの通り、金属等で特に補強しているものが多い印象です。清麻呂刀匠には窪田 清音さんというお師匠さんがいるのを本動画で初めて知りました。刀の世界は奥深いですね。今回も動画配信、ありがとうございました。

[@ginza_choshuya]

Dtさん　いつもコメントをありがとうございます。Dtさんは薙刀の心得がおありのようですね。薙刀には刀剣にはない独特の技や操刀法があると思います。それらの知見をもって刀剣を観賞するとまた異なった視点で薙刀やほかの刀剣類を深く理解することができると思います。薙刀の柄が折れるというお話もこの延長線にあって私には新鮮なお話でした。今後もぜひこのような視点でのお話を聞かせてください。楽しみにしています。 営業部　今津

[@dt2576]

ご丁寧な返信、有り難うございます。今はいわゆる将軍家お家流と呼ばれている剣術で、薙刀、刀、杖等も試し切りはしませんが、練習しています。 長巻き直し（薙刀直し）で横手が入っている刀について、ある刀剣屋さんで訪ねたら、”横手は後世に入れたんじゃないですか？”と上から目線？と思える接客経験をしていたものですから、今回の動画内容は大変勉強になりました。個人的には刀剣店は刀の品揃えも大切なことかもしれませんが、真摯な接客応対と刀の健全さに注視している御社の存在には感謝しています。

[@fuurai5472]

南北朝時代九州に攻めてきた者たちは革の鎧を着ていてそれに対応するために鋭い切っ先が求められたと聞いています、幕末の戦いも突きがとても効果的な技として現代に伝わっています、サネオの刀が千葉周作刀として紹介されている古い武道書が有ったり、突き技が得意とする千葉周作の門弟が松代藩に大勢いたことももしかしたら関係があるのかもしれませんね。

[@user-my4os3ki2j]

コメント失礼します。一連の動画、大変興味深く勉強になりました！中巻、長巻柄の刀なる武器形態が南北朝時代に存在していた事は初耳でした。長巻は大太刀と薙刀の中間として派生した武器だと思っていたのですが、元となるのはこちらだったんですね。南北朝期の反りがある巻き柄のあれは茎はそれほど長くないとなると確かに軽く扱い易そうです。ただ、柄に比べて茎が短いと折れる事も多そうですから廃れた理由もそのあたりにあるのでしょうか？

[@ginza_choshuya]

コメントありがとうございます。非常に的確なご質問に驚いております。実はこの動画の撮影時に私も同じ疑問を持ち、深海に鬼丸様と同じ質問をしました！ 　以前、小社に上杉拵（重要刀装）とよばれる室町時代の外装がありました。この上杉拵の柄は大変長かったのですが、柄の内部の空間は通常の刀の茎が入る程度でした。深海が内部を慎重に探ると、なんと柄の内部に金属の補強板が仕込まれていたそうです。また、他の柄の長い外装の遺例には柄の表面を筒金（つつがね）と呼ばれる薄い金属で包み込んだ作例がございます。両者共に斬撃による衝撃から柄を保護するものであったということです。 　また、表題の実用性の高い特殊な日本刀が廃れた原因は、非常に実用性が高い武器であったため、平和の時代には逆に忌避されたものと思います。平時に江戸幕府が火縄銃を厳しく取り締まったり、風紀を乱すと傾奇者が江戸市中で捕縛の対象とされたのと同じような理由でしょうか。 　しかし、一見失われたように見えても、この特殊な形状をした日本刀は戦時に復活を遂げます！永正の勝光、戦国時代に活躍した國廣にも同様の姿の遺例がございました。そして、幕末の清音と清麿がその掉尾です。 彼らが鍛造した刀が非常に似た形状をしているのは、決して偶然ではないと思います。実用の中から必然的に導かれた究極の日本刀であり、まさしく戦とともに現れる「幻の刀」であるというのが弊社深海の見解です。 営業部　今津

[@user-my4os3ki2j]

@@ginza_choshuya ご返信いただきありがとうございます！やはり柄には補強が入るのですね。室町以降の長巻と比べても補強した分の重量増加は少ないでしょうし、目立った欠点と云えば動画で仰っていたように柄の製造に手間と費用が掛かることぐらいで、正に究極の日本刀というのも納得です。 最近、Twitterにて馬上武芸を実践研究してらっしゃる方の投稿で気になった事があるので記述します。 著者金子有鄰の[馬上武芸]から引用した一連の投稿の中にこのようなものがありました。以下引用 長巻と薙刀 薙刀は長巻より先が軽く振りやすく、間合いもより長くとれる。しかし馬が遠慮なくどんどん間合いを詰めて行ってしまう馬上戦では、間合いの利が逆に不利になることもある 一方、長巻は敵が相当手近になっても打撃を与えることができ、この点、薙刀よりも小手回しが効く [馬上武芸]より この投稿を見て薙刀と長巻で同等の刃長であれば刀身の重ね、茎と柄の長さのバランスを鑑みるに薙刀の方が先が重いのではないのかと思ったのです。しかし、貴社の動画で中巻、長巻柄の刀なるものの存在を知ってから考えると、この投稿で長巻とされている物はひょっとするとこちらの方ではと考えた次第です。このような武器が多く使用されたという時代に打物騎兵が台頭した時期も重なります。 決まった呼称が無いせいで後世では刀身としては薙刀直しですが、武器としては長巻と一緒にされているところがあるかもしれませんね。 長文でのコメント失礼しました。

[@ginza_choshuya]

非常に興味深い引用ありがとうございます。鬼丸様もご指摘の通り、薙刀の方が長巻より先端が軽いという記述は薙刀の実際の形状を考えると少し疑問を感じますね。 刃長と身幅が全く同じならば、棟を強く削ぎ、鎺元を厚く仕立てる薙刀の方が棟の重ねをもとから先まで均一にした長巻に比べて先が軽くなる可能性もあるのかなとも思いましたが、室町時代の長巻拵の形状を考えると左程先端が重くなるとは考えられず混乱を生じますね。 しかし、騎馬戦では馬が勝手に間合いを詰めるという点は興味深く、柄を長くしたのは間合いを調整して握る位置を変えながら交戦するためだったのではないかという新たな視点を得ることができました。大変勉強になりました。ありがとうございます！

[@user-uj8wq8hj2x]

そうか!この中子の樋の意味がずっと気になってたんですが『これは薙刀直しではありません!』と言う意味で樋が彫って在るんですかね!?

[@user-zs5kw8sy5e]

脇道で、新撰組土方歳三の愛刀は会津兼定 近藤勇は偽虎徹？無名清磨とも言われております 初代新撰組局長芹沢鴨の愛刀が但州法城寺の長巻直し 大阪での芹沢の私闘の凄まじい切り口に・・・ 土方も尻込みをした記述が書簡で残っております 日本刀とはチョット違った最強戦闘殺人武器 なのでわびさびを重んじる武士には受け入れられなかった のでは・・・・・

[@andreashartmann3900]

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[@ginza_choshuya]

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