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BS-TBS「あれから10年 これから10年」〈毎週土曜よる8時54分放送〉
東日本大震災から10年。当時10代だった若者の震災後10年とこれからの10年を取材し、復興を考える。
【File.118 岩手県大槌町/木村紅秋(こあき)さん】
震災当時、木村紅秋さんは小学3年生。授業中だったため教師や級友たちと裏山に避難した。直ぐに大人たちの「津波だ」と叫ぶ声が聞こえてきた。恐怖で周囲を見ないようにしていた木村さんだったが、ふとした拍子に眼下に広がる光景が目に入った。火の手が上がり、黒い濁流が街を飲み込んでいく。当たり前の日常が一変。「これからどうやって生きていけばよいのか」という不安に襲われたという。
現在、木村さんは地元・大槌町で保育士として働くとともに、震災がきっかけではじめた民謡にも力を入れている。「きっかけは震災です」と木村さん。木村さんが避難生活を送った場所が、所属する民謡の会の稽古場であり、その会の慰問に心を動かされたからだった。自分たちも被災者であるにもかかわらず、周囲を元気づけようとしているさまを見て「自分もやってみたい」と思ったのだという。自分の民謡が少しでも人々の力になればという思いで日々民謡の稽古に励んでいる。
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