弔いの花の...名前も知らず... 飛び去りし鳥の...残した後に... 草木は芽吹き...今年もまた春が来る... 冬を置き去りに... 廻る季節に...恨み唄えど... あなたは二度と...帰ってこない... 最期の口付けを...紅く染めたのは私... 他の誰でもない... 震える首筋を...包み込む温もり... 私は何度でも...この寒さに立ち向かう... 「戦え!」と...「戦え!」と...繰り返す... あなた/あの日 の言葉...今でも絶えず...まだ響いてる... 時が運んだ...穏やかな日々... 手向けた花のように... 秘めた言葉は...誰にも告げず逝く... 《繰り返される夜の鎮魂歌(Requiem Requiem)》 棺には 君が愛した花を 罪を赦すなら 暁よ照らせ Die Welt das Schwert des Jungen zerbrochen hat Wird die Spitze des Wolkenkratzers erreichen Und auf den Turmbau zu Babel lachend herunterblicken Hass und Sorge sind eine zweischneidige Ebene Die Geschichte wiederholt sich 産めよ増やせよと 大地に満ちて 鋼鉄の鳥を 空へ放った 自由は 紅蓮の弓矢となって 何度も繰り返す 投げ返す石を 捨てられずにいる 臆病な《人類(おれたち)》が見上げた空 流星に似た 冥府の弓矢 歴史は繰り返す そしてまた《無(ゼロ)》になる 聴こえるか? モリを出ろ... 何度道に迷っても 焼け野原にも草木は芽吹いた 文明が持つ影と光 総べてを見ていた 大樹の洞で 君は何を識る? 二千年... 若しくは... 二万年後の君へ・・・