というか「ダヴィデの星」 der Davidstern の別名が「ダヴィデの盾」der Schild Davids です。 ご存知の通り、「キリスト教のシンボルもイスラムのシンボルも使いたくない!」とダダをこねたイスラエルに気を遣った赤十字社が、ユダヤ教のシンボルからつくってあげたイスラエル専用赤十字マークです(やや語弊のある表現)。 伝承によると古代イスラエル王国のダヴィデ王が盾にこのマークをあしらっていたからついた名称とのことですが……、 ドイツ北部・中部では das Schild「印、マーク、紋章」と der Schild「盾」を両方とも区別せず das Schild で扱うので、 最初は das Schild Davids 「ダヴィデの紋章」だったのがどこかでわざと「ダヴィデの盾」と解釈したやつがいて、かっちょいいから後から伝承ができて、正式にそっちの名前になってる気がします。 陰謀論者にこじつけられなくするために普通はダヴィデの星にしたくなるはずなのに、ググると赤十字社 自身が「ダヴィデの赤い盾」とやってました。