春申君｜書簡１つで大国を黙らせ、戦国四君の中で一番悲惨な結末を迎えた男の一生に迫る【春秋戦国時代】

[@濵本竜司]

太子完(考烈王)を即位させる為に秦から脱出させた事で完の妻である昭王(昭襄王)の娘と2人の間に生まれた王子は秦に取り残された｡その後､王子の母は若くして亡くなり､王子は昭襄王の皇后華陽夫人に育てられた｡この王子が昌平君であり､春申君が考烈王に妃を勧めたり李園の策に乗ったのも秦の血を引く昌平君を王に担ごうとする動きを封じようとしていたのかもな｡考烈王と春申君は昌平君の影を引き摺り､李園は昌平君と李斯がいる秦と対峙する｡そして李園と李斯･昌平君はほぼ同世代という因縁も｡

[@濵本竜司]

李園が春申君暗殺を決行した背景には権力への野心に加え対秦政策での考え方の違いが表面化したのもあると思う｡函谷関の戦いで六国連合軍が秦に大敗を喫してから春申君は考烈王の信用を失い封地の呉で半隠居状態に｡代わって李園は考烈王から重用され李園の野望にまた一歩近づく｡だがそれは函谷関の戦後処理(敗戦処理)を一手に引き受ける事を意味した｡秦との敗戦処理が思うようにいかない上､秦の政変(呂不韋の失脚と始皇帝の権力掌握)も重なる状況で李園は追い詰められていたはず｡しかも春申君は幽王を担いで再び連合軍を結成し､秦と戦おうと考えていた｡李園からすれば今の楚にはもはや連合軍を率いて秦と戦う力もない上､まだ幼い王(当時は即位前で考烈王は死の床にあった)を戦争する為の道具にするのは納得いかなかっただろう｡

[@濵本竜司]

李園もその後､負芻のクーデターで妹共々春申君と同じ運命を辿る｡最も春申君が李園に暗殺された当時秦は始皇帝が実権を握った頃､そして宰相は昌文君と幽王や負芻の異母兄昌平君に策士であり野心家の李斯｡しかも李斯は楚の出身｡だから3人がこれに関心があっても不思議ではない｡ただ､秦が李園を潰しにかかるのは春申君暗殺の翌年(BC236)､趙の李牧に大敗を喫してから｡更に韓を巡って秦と楚の駆け引きがあり､そこに韓非子や李園･項燕も関わっていた可能性も｡

[@yugureyamanaka2730]

食客って、面白いですね。門番と牢屋の役人にも注目している司馬遷は流石ですね。

[@AKIRA-ik1sj]

いつも楽しく拝見しています。 戦国4君勉強なりました。 もしよろしければリクエストで晏 嬰（あん えい）もしくは晏子お願いしたいです。

[@zenreki]

ありがとうございます！ リストには入れております♪

[@user-gl9mr7mi9q]

李園の魂胆を見る限り妹と紹介した女は妹ではなく李園と結託した美人局だったんでは？

[@無刃刀-e1p]

「駿馬も年老いては荷馬車をひく馬にも劣る」の如く国の運命を左右する大事を成し遂げても晩年は悲惨な最後を遂げましたが春申君の子孫が王族に入ったので結果オーライかも知れない？

[@濵本竜司]

いや､最後は春申君も李園も楚の王家もみんな根絶やしになった｡楚の王家を根絶やしにした元凶は楚を滅ぼした秦ではなく､元々楚が地盤の項羽や劉邦達｡項羽はかなり大規模なジェノサイドを行って楚と秦の王家を根絶やしにするし､劉邦も功臣達を粛清して呂后一族の跳梁を招き､その後始末が王族同士の大規模な反乱に繋がる｡しかもこの時､中華は実質匈奴に支配されたも同然だった｡

[@akirakitahara3752]

9:31 范雎が「楚に帰したら秦の為になる」と言ったから帰したのに

[@nanakumaryo8537]

キングダムだと李園にグサグサやられちゃうんだよ〜。

[@春日若-p7g]

春信君老いたり

[@西楚覇王]

范雎「うぽつ！アイツ、昭王の前で秦のためになるとか言って合従軍組むとは…😡」

[@ロッカー-v7c]

范雎とは一体何者笑

[@takamotoji]

ふ

[@naokioto4557]

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