成人の日 ２０年前のニュースで当時を振り返る【熊本】 (25/01/13

２０年前のニュースで当時を振り返ります。
こちらは約２０年前、熊本市の成人式の様子です。
【約２０年前の当時の新成人】
「大人としての自覚をもって社会に貢献していきたい」
周辺の混雑を避けようと、会場を市民会館から市総合体育館に移したこの年。
新成人へのインタビューは大きな政治問題となっていたイラクへの自衛隊派遣についてでした。
【新成人】
「日本は（アメリカと）一緒の国とイラクで思われているので危ないと思う」
北島康介選手がアテネオリンピックで放った『チョー気持ちいい』や、イラクで拘束された日本人に対する『自己責任』が流行語となったこの年は、『平成の大合併』仕上げの年でもありました。
【くす玉割り】
３月末には上天草市が、１１月には美里町が誕生。
「熊本にＪリーグチームを誕生させよう」という県民運動が始まった年でもありました。
およそ１２００の応募から選ばれたチーム名は『ロッソ熊本』。
夢をかなえる第一歩に県民の期待が高まりました。
一方、この年は国内に１０個の台風が上陸。
県内も４つの台風に襲われ、農作物に大きな被害が出たため、野菜が品薄となり、価格が高騰した年でもありました。
【買い物客】
「レタスがびっくりするくらい高い」
「鍋をしようにも野菜が高い」
さらに１０月には、最大震度７を記録する新潟県中越地震が発生。
厳しい寒さの被災地への支援の輪が広がりました。
その後、２０１６年の熊本地震では、同じく復興の歩みを進める被災地同士の交流が生まれたのは記憶に新しいところです。
【新札の発行～キンシコウの赤ちゃん生まれる】
幾多の災害や、新型コロナの影響による学校生活の制限など、苦難を乗り越えてきた若者たちに幸多からんことを…。皆さん、おめでとうございます！