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土用の丑の日を今月末に控えるなか、大きめのウナギを使った料理を一般的な価格のほぼ半額で提供する専門店が急拡大しています。
■味は高級店並み あえて職人雇わず
東京・板橋区の商店街にあるウナギ料理の専門店「鰻の成瀬」。先月24日にオープンしたばかりですが、普段ウナギを食べ慣れている人も感嘆の声を上げます。
利用客:「これだけ量があるとすごい」「リーズナブルだし、おいしいですね」
高級店でも提供されるニホンウナギを使い、きちんとした重箱で提供される「うな重」。驚きなのは、一般的なウナギ専門店で4000円以上はしてもおかしくないうな重が、1尾350グラムある大きめのウナギがのって2600円。ほぼ半額で提供されているのです。
実際に食べてみると、身に厚みがあってふっくらしています。これで2600円は満足度が高いです。
近年、値上がりが目立つウナギですが、なぜ低価格で提供できるのでしょうか?ポイントの一つとなっているのが、誰でもおいしいウナギ料理を作れるようにするシステムづくりです。
「鰻の成瀬」では、職人をあえて雇っていないといいます。
パートスタッフ 大石容子さん:「うちで焼いているのは、特別な機械を使ってまして、焼いている間はしっかり見ていますが、誰でもできる作業です」
■内装を簡素化したり…年内に30店舗へ
店で働いているのは、3人のパートタイマーのみ。ウナギを調理する作業も担当しています。
ウナギは味を付けるなど調理済みのものを仕入れ、店では蒸して焼くだけの作業にしているといいます。焼く際は、特殊なオーブンを使います。
さらに、客が納得できる味にするため、工夫を凝らしています。
「鰻の成瀬」本部 山本昌弘代表:「蒸し作業で余計な脂を落としたり、臭みが出にくいようにするのが特徴。高級店までとは言わないですけど、おいしいウナギが提供できている」
「鰻の成瀬」は去年9月に横浜に1号店をオープンすると、1年も経たないうちに首都圏を中心に現在は9店舗と急拡大しています。
内装を簡素化したり、あえて好立地といえない住宅街に店舗をつくったりと、ウナギの品質を落とさない形でコストカットをしながら、年内には30店舗まで拡大する方針です。
山本代表:「ウナギが日本人の国民食的なところがあって、日常的に食べてますかと聞くと、だいたい1割くらいという感触だった。その人たちを取り込めたらなと、ウナギ事業をやってみようと思った」