大学進学率が3割前後の頃は、国立大なら東大京大、私立なら早慶、単科大なら東工大と一橋、あとは各県の地方国立大が志望先で、マーチ(M A R C H )という呼び名は、ほぼ見聞きしまませんでした。バブルの一時期に、それまでの滑り止め校の受験者が急増し、日駒専東という呼び名が生まれ、その後、色々な呼び名が生まれました。今では驚くと思いますが、当時は、東大理系や早稲田理工に落ちて、日大や東海大に行った人も極少数ですが、いました。また一橋や早稲田に落ちて、東洋大や専修大に行った人もやはりいました。進学率は当時より上がりましたが、高校生の数が、これだけ少ないと、呼び名として残るのは、関東のマーチと、関西の関関同立だけになるのでは !? 呼び名にとらわれずに、希望先を受験する方が、本人にとっても、大学にとっても良いと思います。