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ストレイト・ストーリー1999年制作
あらすじ
アルヴィン・ストレイトはアイオワ州の小さな町ローレンスに娘のローズと暮らす73歳の老人。ある雷雨の夜、彼のもとに長年仲たがいしていた兄ライルが倒れたとの電話が入る。「もう一度、兄と一緒に星空を眺めたい」。アルヴィンはたったひとり時速わずか8キロの芝刈り機に乗り、350マイル離れたライルが暮らすウィスコンシン州マウント・ザイオンへ向かう旅に出る。
物語は、アメリカのアイオワ州に住む老齢の男性、アルヴィン・ストレイトを主人公に展開します。アルヴィンは心筋梗塞を患い、足が不自由で視力も低下しています。彼にはかつて絶縁状態にある弟、ラルフがいて、ラルフが病気であると知ったアルヴィンは謝罪し和解するために会いに行くことを決意します。しかし、車の運転ができないため、アルヴィンは古い草刈り機を改造し、小型トレーラーを牽引して数百マイルを走ります。
アルヴィンの旅は孤独で困難ですが、その過程で多くの人々と出会い、思いがけない支えを得ます。また、旅の中で過去の後悔と向き合い、心の中で自らを癒していきます。
解説
『ストレイト・ストーリー』(原題:The Straight Story)は、1999年に公開されたデヴィッド・リンチ監督の映画で、リンチにとっては非常に異色の作品です。まるでドキュドラマの様に、主人公アルヴィン・ストレイトの旅路を淡々と描いています。これがあのデヴィッド・リンチが監督したのか?と思うほどですね。
アイオア州のローレンスという町に住む70歳を超えた頑固者の老人ストレイトは、10年前の不和が原因で交流を絶った兄ライルが倒れたという知らせを受け、350マイル(約560キロ)離れたウィスコンシン州に住む兄の所まで行こうと決め、時速10キロに満たない速度の芝刈り機に跨り旅路に出ます。足腰も弱くなった老人の冒険のような旅路です。
映画は、アルヴィンの「まっすぐな」人生の旅を描きつつ、最終的に弟との和解に至る様子を描いています。通常、リンチの作品はシュールで不安定な雰囲気を持ちますが、『ストレイト・ストーリー』は穏やかでシンプル、心温まる物語です。この映画は実際の出来事に基づき、人間の絆や贖罪、人生の終わりをテーマにしています。
1994年8月25日付けのニューヨーク・タイムズに掲載されたアルヴィン・ストレイトという男性の実話をもとに、映画が制作されました。脚本を手がけたメアリー・スウィーニーは、事実を忠実に再現するために、アルヴィンが実際に辿った行程を訪れて脚本を書き上げました。一躍有名人となったアルヴィンは、「レイトショー」や「トゥナイト」といった有名番組から出演依頼が舞い込みましたが、彼は自分は注目されるような人間ではないと感じ、そのオファーを全て断ったそうです。
1. リチャード・ファーンズワース(アルヴィン・ストレイト役)
主演のアルヴィン・ストレイトを演じるのがリチャード・ファーンズワース。この映画の中心人物であり、彼の演技が映画全体の雰囲気を作り上げています。リチャードは、この映画での役が彼のキャリアにおける最高の演技と評されています。彼はアルヴィンという老年の男性を見事に演じ、静かで内面豊かなキャラクターを表現しています。
彼の演技は、過去の後悔や家族への思いを抑制された表情や言葉で巧みに表現しており、観客に深い感動を与えます。彼の自然でリアルな演技は、この作品の静かな力強さを支える大きな要素となっています。ニューヨーク映画批評家協会賞 主演男優賞受賞。インディペンデント・スピリット賞主演男優賞受賞、アカデミー主演男優賞 ノミネート。
リチャード・ファーンズワースは、映画『アメリカン・ビューティー』や『デンジャラス・ビューティー』などにも出演しており、キャリアを通じてその幅広い演技力を証明していますが、『ストレイト・ストーリー』では、彼の持つ人間味あふれる温かさが特に際立っていましたね。
2. ハリー・ディーン・スタントン(ライル・ストレイト役)
ハリー・ディーン・スタントンは、アルヴィンの兄ライル・ストレイトを演じています。ラルフはアルヴィンと長年疎遠になっており、病気を患ったことでアルヴィンとの再会を迎えることになります。
ハリーは、1956年に『ララミー砦の反乱』で映画デビュー後、映画『ゴッドファーザーPART II』(75)や『さらば愛しき女よ』(76)、『エイリアン』(79)など、数々の作品で名バイプレイヤーぶりを発揮。1984年のカンヌ国際映画祭でパルム・ドールを受賞したヴィム・ヴェンダース監督の『パリ、テキサス』で初の主演を務めました。
この映画では、比較的控えめで温かみのある役柄を演じています。ラルフは映画全体で大きな登場シーンは少ないものの、アルヴィンの旅と心の葛藤において重要な役割を果たします。スタントンの繊細で感情的な演技が、ライルというキャラクターの重要性を深めています。
スタントンはリンチの映画やテレビ作品で重要な役割を果たし、特別な存在感を発揮してきました。『ツイン・ピークス』をはじめ、リンチ監督とのコラボも多く、『ワイルド・アット・ハート』、『デビッド・リンチのホテル・ルーム』、『インランド・エンパイア』(07)などに出演。
ハリーが亡くなった時もリンチ監督は「偉大なるハリー・ディーン・スタントンが去ってしまった。素晴らしい人が逝ってしまった…彼は最高の俳優(実際には最高よりすごい)で、素晴らしい人間だった」と追悼の意を表している。
シシー・スペイセクの役柄(ローズ・ストレイト)
シシー・スペイセクが演じるローズ・ストレイトは、アルヴィン・ストレイト(リチャード・ファーンズワース)の娘で、彼女の登場シーンは映画の中で比較的短いものの、非常に感動的な役割を果たしますた。この映画では、父親のアルヴィンが家族との絆を再確認し、過去の後悔を乗り越える旅の中で、ローズとの関係も少しずつ修復されていく過程も描かれています。ローズは父に対する愛情や不安を抱えつつも、最終的には彼を理解し、支持するようになるところも見所ですね。
シシー・スペイセクは、1976年に公開された映画『キャリー』で一躍有名になり、今もなおその役柄は彼女の代表作のひとつです。また、『歌えロレッタのために』でアカデミー賞主演女優賞受賞、ジャックレモンと共演した「ミッシング」やメル・ギブソンと共演した「リバー」などアカデミー賞は、実に6度もノミネート。さまざまな映画で深い感情を持ったキャラクターを演じ、実力派の女優で演技力は広く評価されています。その特徴的な穏やかで自然体な演技スタイルと、キャラクターに真摯に向き合う姿勢が多くの映画ファンに愛されています。この映画でも彼女の存在感は、重要だと言えますね。
「これは、愛すること、許すこと、そして人の心の動きをシンプルに描いた映画だ」とデヴィッド・リンチは語っていますが、この言葉には本作の魅力が凝縮されています。こんなハートウォーミングな物語を奇才リンチが手がけているとは、誰が想像するでしょうか。『ストレイト・ストーリー』は、リンチ監督の本質が垣間見える作品です。
リンチといえば『ツイン・ピークス』や『マルホランド・ドライブ』など、複雑で夢幻的なストーリーテリングが特徴ですが、『ストレイト・ストーリー』は非常にシンプルで直線的な物語です。リンチ自身はこの作品を通して「人生の平凡な一面」を表現したいと考え、日常の美しさや小さな奇跡に焦点を当てています。
映画のビジュアルも美しく、アイオワ州やウィスコンシン州の広大な風景がスクリーンに広がります。アルヴィンがまっすぐに進む姿とともに、映画は静かなテンポで進行し、観客に感動を与えます。シンプルで穏やかなストーリーながら、深い人間ドラマと感動を提供しています。
この作品を通じて、デヴィッド・リンチは奇人や変人ではなく、ただの「誠実な男」であることが浮かび上がります。
リンチ氏のご冥福をお祈りします。
【動画内容】
ここでは「心が晴れる」をテーマに、
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