坊っちゃん列車が運行再開 運転士確保にめど、愛媛県松山市

伊予鉄道(松山市)が運転士不足で昨年11月から運休していた観光列車「坊っちゃん列車」が20日、人員確保にめどがついたとして運行を再開した。道後温泉駅を出た始発列車に、集まった観光客らが手を振って送り出した。
坊っちゃん列車は、1888～1954年に走っていた伊予鉄の蒸気機関車(SL)をモデルに2001年に運行を開始。松山市が舞台の夏目漱石の小説「坊っちゃん」にちなんで名付けられた。人手不足の深刻化を背景に、伊予鉄は昨年10月に坊っちゃん列車の全便運休を発表。賃上げの実施など採用活動を強化した結果、愛媛県外からの応募も増え、不足は解消に向かっているという。運行ダイヤは以前と同様。道後温泉と松山市中心部の間を土曜、日曜、祝日に各8便運行する。
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