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※注意!!
私が単為発生のところの説明で、社会性昆虫のところに「ミツバチ・シロアリ」と書いてしまっているので勘違いしてしまう人もいるかも知れません!!
ミツバチもシロアリも社会性昆虫ですが、ミツバチは単為発生するため、雄は一倍体になりますが、シロアリは両性ともに二倍体です。シロアリの場合は血縁度が弟と妹で異なるということは起きません。
血縁度について、
二倍体生物の場合であれば、親子間の血縁度は0.5、兄弟(姉妹間)の血縁度も0.5ですが、
社会性昆虫の場合であれば、親子間の血縁度は0.5、姉妹間の血縁度は0.75、兄弟間の血縁度は0.25になるので要注意です!
特に血縁度の求め方については、どのような計算で0.5や0.75になるのかを理解して欲しいと思います。
今回は「血縁度」についての説明動画を作りました!
二倍体生物の場合であれば、親子間の血縁度は0.5、兄弟(姉妹間)の血縁度も0.5ですが、
社会性昆虫の場合であれば、親子間の血縁度は0.5、姉妹間の血縁度は0.75、兄弟間の血縁度は0.25になるので要注意です!
特に血縁度の求め方については、どのような計算で0.5や0.75になるのかを理解して欲しいと思います。
〜おまけ〜
よく社会性昆虫のミツバチなどでは、自分を犠牲にして他の世話をする「利他行動」人間社会に当てはめられ、美化されて話されたりします。しかし、ミツバチは単為生殖のため、雄の染色体は1倍体であり、自分の子は血縁度が0.5なのに対して、自分の姉妹は血縁度は0.75になります。つまり血縁者の適応度も含めた「包括適応度」を考えると、姉妹を助ける方が「包括適応度」が大きくなるということです。
働きバチにとっては「自分の子を残すことよりも姉妹である女王の子を助ける方が、間接的に自分の遺伝子をより多く残すことができる」ということなんです。