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「不完全な命だったとしても」
歌唱 可不
詩曲・動画・絵 希
/ marei31
offvocal
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忘れた訳ではなかったんだ
掠れて変わってゆくだけなんだ
儚く弾いた夏の記憶が
今でも痛くなるくらい滲んで
もう僕らを探す人なんていないから
何をどうしたって誰も構わないんだから
目を瞑って 耳塞いで
逃げ出そうよ
夏の終わり方を決めようよ
始まりから最期を辿ろう
生まれから大人になるまで
何一つ不完全な存在だった
夏蝉鳴いて 地に戻ってく
現世に期待
なんて捨てて 逃げ出そうよ
夏の逃避行
逃げようよ
雨脚激しく鳴り響くから
焦って駆け込んだ先二人で
雨宿り空 泣き喚くから
留まっていよう
夏の蜃気楼 惑うイルージョン
ないものねだり 急かす閃光
不完全な命だったとしても
確かめて愛を知り得たいんだ
ヒグラシ鳴いて 夜の帷が
降りたら眠ろう
儚く散った あの思い出は
夏の逃避行
似たもの同士だから
なんでも分かり合えると
勘違いして
期待したりしていた
日差しが眩しいから
目を瞑って見える残像が
君の色をしてた
蝉の音と二人歩き笑った畦道
記憶もだんだんと薄れてきてしまったよ
あの時の君の言葉
やっと気づいた
沈みかけてた赤い夕暮れ
踏切の向こう君の残像だけ映るから
透過してしまいそうだ
夏の終わり方を決めよう
爆ぜる思いを昇華してしまおう
誤った命だったとしても
確かに相対して存在していたこと
花火のように ただ一瞬の
輝きだとしても
時の嵐に
君と居た夏を忘れたくないよ
朝日が登る前に逃げ出せたなら
夏の逃避行 二人の世界で
生きられたのかな 惑うディルージョン 邪魔だ
夏の終止符 一人の世界に
夏の蜃気楼 最後に映ったイルージョン
君に会いたい
君に会いたい