電源周りについてですが、PDのプロトコルは喋ると思います(パケットキャプチャしたことがないので誰か解析してほしい)。 USB PDの標準のパワールールでは、15Wを超える場合は9V以上の電圧で受電することや、20V未満で定電圧出力する場合は3Aを超える出力に対応する必要がないこと、などが決められています。パワールールに定められている以外の受電仕様を持つデバイスは作っても良いのですが、パワールールを守った電源との相互運用性の確保は必要です。 Raspberry Pi 5がパワールールに反しているかは微妙です。パワールールどおりの仕様の電源を使用しても電源は入るが、完璧には機能しない、という微妙な状態です。 PPSで5V5Aを出せる電源とトリガーケーブルなどを組み合わせてRaspberry Pi 5に5A給電を試みる人もいるようですが、5Vという低い電圧を扱う以上、電圧降下率がかなり大きいように見受けられます。あいにく、Raspberry Pi 5は電圧降下にはシビアなようです。5A給電したい場合は、純正電源や純正相当のサードパーティ電源が出そろうのを待つことになりそうですね。あるいはRaspberry Pi 5に無理にこだわらず他のSBC(以前紹介されていたRock5など)を検討してもよいでしょう。