基礎問題精講 必修基礎問60【解説】

河合塾物理科講師　酒井です。
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【内容】
基礎問題精講　必修基礎問60
回折格子の問題です。
これも波の干渉なので、やることは干渉条件の立式です。
経路差＝mλ
という式を立てましょう。
明線の数は、mの数に一致することもおさえておこう。
【訂正】
なし

[@アッキー森の仲間]

この基礎問題精巧もそうなんですけど、 必修60の図1で回折格子を通った光がまるで一点に集まってる図があると思うんですけど、 なんで同じ波長で同じ角度で入射してるのに、回折格子を抜けた後角度が変わってまるで一点に交わるようになるんですか？

[@ks.physics.channel]

これはいわゆる近似です。 まずは実際のスケール感の確認ですが、回折格子の格子間隔（格子定数）は、0.01mmとかそういうスケール、一方スクリーンまでの距離は数メートルスケールです。 これに近いスケール感で図を書いてみましょう。 格子間隔を1mmで図を書いて、そこから1m離れた位置で重なるように線（光線）を書いてみてください。回折格子付近を見たとき、二本の光線は、ほぼほぼ平行になりませんか？ もちろん正確に平行ではありませんが、十分遠方で重なる場合、平行と見なしても差し支えなくなります。つまり、平行だと近似しているのです。