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着たい服を誰もが着られるように。今、子どもたちの「服の多様性」と向き合う動きが広がっています。その現場を取材しました。
都内の高校。下校中の女子生徒の中には、スラックスを履いている生徒もいます。4年前に制服を刷新し、選べるようになりました。
女子生徒
「スラックス選べた方がスカートを寒い中はいていても縛られてはかされている感もないし、女子だからってスカートはく必要もないんだなと感じます」
今、全国の学校で広がっているのが、従来の「男らしさ」「女らしさ」に囚われない「選べる」制服です。
都立八王子東高等学校 宮本久也校長
「選択肢を増やしていく、それはやっぱり、僕はいい流れなのかなと」
こちらの中学校でも、冬服を男女問わず3種類から、夏服は2種類から選べるように。その理由は・・・
江戸川区立瑞江第二中学校 滝澤清豪校長
「LGBTの当事者の方をお呼びして、いろんな話をお聞きしたところ、やはり学生時代に非常に制服で苦労したと。自由に楽しく中学校生活を送れるような学校を作りたいなと。そう思って、ジェンダーレスということも含めて、新しい制服に変えました」
制服のリニューアルで、学校全体の雰囲気も良くなったといいます。
女子生徒
「組み合わせが結構たくさんあるんですよ。それもいろいろ楽しめていいです」
男子生徒
「馴染んでいて、みんな同じように生活しているので、違和感とか全然ないです」
ここ数年で、制服は大きく様変わりしています。学生服を手がけるこちらの会社では、男女でデザインに差のない「ジェンダーレス制服」をきっかけに、さまざまな多様性への対応が進みました。制服らしいデザインはそのままに、背中側や袖口が大きく開き、車いすの人やけがをしている人も着やすい制服を開発。
菅公学生服 北山未紗紀さん
「一番は学校に通う生徒さんが楽しく快適に過ごせることだと思いますので、さまざまな生徒さんに受け入れてもらえるものを作りたいなと考えております」
障がいがある子どもも着やすい服。それは、制服だけではありません。洋服のリメイクを手がけるのは、このアトリエのオーナーのみきさんです。みきさんの娘・ゆなさんは、小学1年生のとき、下校中に川に落ちる事故に遭い、障がいが残りました。生活の全てで介助が必要です。この日、集まったお母さんの子どもはみな、医療的ケア児。特に大変なのが、毎日の着替えだといいます。
たえさん
「冬場は1枚じゃないので、前開きじゃないと20分ぐらいかかっていたと思う」
体の緊張や関節の硬直、首に挿入している管などがあるため、頭からかぶる服の脱ぎ着は難しく、「前開き」の服が絶対なのです。しかし・・・
たえさん
「先に前開きを探して、色やサイズを見て、結局違うみたいな」
「前開き」を条件にした途端、選択肢が一気に狭まります。
みきさん
「元々おしゃれが大好きだった娘に着させてあげる服がない。一番最初にやり始めたのがトップスの前開きリメイクでした」
かぶって着るタイプのものを前開きにしていくみきさん。たどり着いたのは、既製服のリメイクでした。
たえさん
「かわいい服を着ると、みんなにかわいいって言われるから本人も笑顔になったり」
まゆみさん
「本人は着替えることが楽。短時間で終わって楽というのがお互いにとっていいこと」
既製服のリメイクがより多くの人に届くように。今、新しいプロジェクトが始まろうとしています。来年2月末から「キヤスク」の名で、服の着脱に不自由を抱えている人とリメイク技術を持つ人を結ぶサービスが始まる予定です。
みきさん
「かわいいか、かわいくないか。着せたいか、着せたくないか。私たちが服を選ぶのと同じような感覚で服を選べる」
子どもたちが自分らしく生きられる社会を目指して、服から始まるSDGsが広がっています。(04日13:11)
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