【JR東日本】ＳＬ運行の裏側 ～運行を支えるメンテナンス社員達～

0:00 ＳＬの紹介
1:08 ＳＬメンテナンスの様子
2:32 Ｄ51 498中間検査の様子
4:26 C61 20東北本線松島駅発車風景
5:37 D51 498上越線（津久田～岩本間）走行風景
6:11 D51 498陸羽東線（鳴子御殿湯～川渡温泉間）走行風景
ぐんま車両センター（旧：高崎車両センター高崎支所）に配属されている蒸気機関車はD51 498とC61 20の２機があります。両機とも、高崎支社では「SLぐんまみなかみ」「EL・SLぐんまよこかわ」のイベント列車として運転されています。
日々、両機の安全な運行を支える裏側に密着しました。車両のメンテナンス社員が行っている作業風景と力強く走るＳＬの雄姿をご覧ください！
Q.D51ってどんな蒸気機関車なの？
Ｄ51形蒸気機関車は、太平洋戦争直前の好景気や戦時中の貨物輸送量の増加に対応するため、大量生産された蒸気機関車です。けん引性能や外観に優れ、旅客・貨物列車を問わず日本全国で活躍し、「デゴイチ」の愛称で多くの人々に親しまれました。
　498号機は、1972年に八高線で「鉄道100年記念列車」をけん引したのち、後閑駅前で静態保存された、群馬県に所縁ある車両です。1988年に復元され、当時日本に訪れていたオリエントエクスプレスをけん引するなど、高崎を中心にＪＲ東日本管内各所のイベント列車の先頭に立って活躍しています。
Q.C61ってどんな蒸気機関車なの？
　Ｃ61形蒸気機関車は、太平洋戦争終戦後に激増した旅客需要に対応するため、当時余剰となっていたＤ51形のボイラーを流用して製造されました。当時の悪い品質の石炭でも大出力を得られるように自動給炭装置を装備し、最高速度は100km/hを誇りました。東北本線や、鹿児島本線といった地方の幹線で活躍し、特急「はつかり」や寝台特急「はくつる」「はやぶさ」もけん引しました。
　20号機は、2011年にぐんまデスティネーションキャンペーンを契機に復活し、高崎を中心にJR東日本管内各署のイベント列車の先頭に立って活躍しています。
Q.ぐんま車両センター（旧：高崎車両センター高崎支所）ってどんな場所なの？
　群馬県高崎市にあるJR東日本の車両基地のひとつです。多種多様な車種（気動車・ディーゼル機関車・電気機関車・蒸気機関車・客車・電気式気動車）が配属し、所属車両の管理・メンテナンスを行っています。ぐんま車両センターの敷地には、庁舎・検修庫、SL庫・転車台、客車検修庫、その他留置線等があります。
　配置されている車両の中には、1940(昭和15)年製造の蒸気機関車D51 498や1949(昭和24)年製造の蒸気機関車C61 20といった貴重な車両があります。
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