私はブラームスが好きで良く聴いています。素人の悲しさで初めて買ったブラームスの一番ベルリンフィルで仏ディスク大賞受賞のLPでした。洗練された素晴らしい演奏であると思います。しかし、何回か聴いているうちに興味が無くなって来ました。それから何年も経ってカラヤンと同い年のカイルベルトがベルリンフィルで1950〜1960年前半に録音したモノラル盤が音は良くないのですが演奏は私の好みに合っていると思うのです。何という 25:34 かカラヤンのスタイリッシュな演奏とは正反対の朴訥と言うのかブラームスの性格に合致しているのではと思えるのです。その他にも第ニ番もベルリンフィル、第3番、第4盤をバンベルク交響楽団、ハンブルク国立管弦楽団と録音でいずれも1960年頃のT E L DEC盤で聴いています。私の愛聴版で聞くごとに心惹かれるのです。