【栃木県日光市】旧英国大使館別荘のTeaRoom初代店長の日記

＃５　旧英国大使館別荘TeaRoomの初代店長の日記
旧英国大使館別荘は、栃木県日光市中禅寺湖畔に位置する歴史的建造物を現代風に建て替えました。中禅寺湖の豊かな自然と国際避暑地としての歴史を体感できるスポットです。この別荘は、明治から昭和初期にかけての華やかな国際避暑地としての時代を象徴しています。
・国際避暑地としての中禅寺湖畔の歴史
明治中頃から昭和初期にかけて、中禅寺湖周辺には外国の外交官や富裕層によって数多くの別荘が建設されました。このエリアは、涼しい気候と美しい湖の風景が魅力となり、国際的な避暑地として栄え、多文化が交錯する社交の場でもありました。特に、各国の大使館別荘が並ぶことで、異文化交流の拠点としても重要な役割を果たしました。
・アーネスト・サトウ氏と旧英国大使館別荘の建設
旧英国大使館別荘は、英国の外交官であり、明治維新期の日本と西洋の架け橋となったアーネスト・サトウ氏が明治29年（1896年）に建設した個人別荘です。アーネスト・サトウ氏は日本文化への深い理解と愛情を持ち、日本の近代化において重要な役割を果たした人物です。この別荘は彼の日本滞在中の拠点として建てられ、のちに英国大使館の公式別荘として活用されました。
現在の建物は、当時の姿を復元したもので、英国の伝統的な建築様式と日本の自然が調和した独特のデザインが特徴です。建物内部では、アーネスト・サトウ氏の功績や、当時の英国文化、そして中禅寺湖周辺が避暑地として発展した歴史を詳しく紹介しています。
・運営状況
この建物は栃木県庁が所有し、日光博物館がその管理を行っています。また、TeaRoomの運営は入札により選ばれた民間業者が担当し、訪問者に英国風のティータイムを楽しむ特別なひとときを提供しています。
・TeaRoomと見どころ
館内にはTeaRoomが設けられており、英国の伝統的な紅茶文化を体験することができます。窓からは中禅寺湖の絶景を望むことができ、豊かな自然に囲まれながら歴史的な雰囲気を堪能できます。さらに、当時の英国式のインテリアや装飾が再現されており、訪問者は19世紀末から20世紀初頭にかけての英国のライフスタイルに触れることができます。
・訪問のおすすめ
旧英国大使館別荘は、自然と歴史、文化が融合した特別な場所です。四季折々に変化する中禅寺湖の景色とともに、英国と日本の文化が交差する空間で、心癒されるひとときをお楽しみください。歴史好きな方はもちろんのこと、TeaRoomでのんびり過ごしたい方にもおすすめです。
訪問時には、建物内の展示やTeaRoomを存分に堪能し、中禅寺湖畔の美しい風景とともに、国際避暑地の歴史を感じてみてはいかがでしょうか？
※館内案内は、2016年当時の情報に基づいております。現在の状況とは異なる場合がございますので、予めご了承くださいませ。
最後に私の写真日記を掲載しておりますので宜しくお願い致します。
旧英国大使館別荘TeaRoomの初代店長
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