Рет қаралды 12,146
花冷えの朝を迎えました。
如何お過ごしですか?
今回は、1994年(平成6年)
第8回松喬独演会より
「算段の平兵衛」を聞いていただきます。
2日間にわたるこの会で
都合6席演じています。
落語作家の小佐田定雄さんが、お書きになったこの独演会のパンフレットの挨拶文によりますと
6席のうち
「はてなの茶碗」「つぼ算」「算段の平兵衛」が米朝師匠畑のネタ。
「ざこ八」「禁酒関所」「親子酒」が、笑福亭 のお話なんだそうです。
小佐田さんのご挨拶文は
六代目松鶴師匠が
鶴三時代の松喬さんの事を
「こいつ 米朝のスパイだんねん」と言っていたエピソードから始まっています。
スパイというか
笑福亭一門にあって松喬さんは、米朝師匠の落語が大好きで、実際
うちには、松鶴師匠の落語以上に米朝師匠の落語があり
本もほぼ全てあるのではないでしょうか。
余談ですが
抗がん剤治療の時もイヤホンで米朝師匠の落語を聴いていました。
スパイと言われるくらい米朝師匠の噺を聞いて盗んだのでしょう。
小佐田さんのことばの結びに
今回お越しの皆様は「松鶴と米朝が、松喬の体の中で出会う」という意義ある現場に立ち会える
・・・・・・
松喬さんは「松鶴」でも「米朝」でもない、豪快で繊細、大胆にして堅実な「松喬」という芸のブランドをつくりあげる人・・・
小佐田さんは、当時 43歳の松喬さんに はなむけのことばを下さいました。
ありがとうございます。
緻密で堅実
勢いと情
何よりも上方の匂いを感じさせてくれる落語が
松喬落語です。
そこで
今となっては
「なんで?」と聞く事はできませんが、どうして
情のない「算段の平兵衛」を演じたのでしょうね。
根っからの悪が、主人公だし このストーリーもオチも私は好きじゃありません。
きっと松喬さんも覚えたものの数回しか演じてないと思いますが
「なんでこの話を選んだの?」
この独演会で
米朝師匠と松鶴師匠のネタを3つずつしたかったから?
はてな?知りたいな〜
六代目笑福亭 松喬
落語公式チャンネル
今回の演目は
「算段の平兵衛」
1994年7月16日
道頓堀 浪花座
第8回松喬独演会
三味線と歌は、桑原あい子(内海英華)さん。
かんてき割った すり鉢割った〜おかしゅてたまらん〜大阪の古い盆踊り唄もお楽しみ下さい。