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歌詞の中には 〈ぬばたま〉〈うつせみ〉〈あしびき〉という
万葉集の枕詞が使われています
枕詞とは 和歌において 特定の語の前に置いて
語調を整えたりある 種の情緒を添える言葉のことをいいます
〈ぬばたま〉は 〈夜〉〈黒〉〈髪〉などに 掛かる 言葉です
その数は 80首もあります
〈うつせみ〉は 〈人〉〈世〉に掛かる言葉で
その数は30首あります
〈あしびき〉は山に掛かる言葉で120首もあります
《 ぬばたばの 黒髪変わり 白けても 痛き恋には 逢う時ありけり 》
万葉集 4ー0573 沙弥満誓(さみまんせい)
黒髪が白くなって(年をとって)も
せつない想いに出会うこともあるのですね
・〈ぬばたま〉は 黒髪に掛かる 枕詞です
《うつせみの 人目繁げくは ぬばたまの 夜の夢にを 継ぎて見えこそ》
万葉集 12ー 3108 読み人知らず
世間の人目が多いと嘆かれるのなら 夜毎 私の夢の中に 見えてくださいな
・〈うつせみ〉 は 人に掛かる枕詞
・ 〈ぬばたま〉は 夜・夢に掛かる 枕詞です
《あしひきの山のしずくに妹待つと我が立ち濡れし山のしずくに》
万葉集2ー107 大津皇子
山であなたを待っていると、すっかり山の雫に濡れてしまいました
・〈あしひき〉は山に掛かる枕詞です