Рет қаралды 14,798
2月4日朝までの12時間降雪量が国内最多の120センチを記録した北海道・帯広市。
住民は2月6日も除雪作業に追われました。
帯広市の積雪は2月6日午後3時現在、86センチで、平年の2倍近くになっています。
「(除雪の)機械があればパッと終わるんだけど、個人のうちはそうもならないからね」
「この奥なんだわ、灯油タンク。道あけないと灯油入れられない」(いずれも帯広市民)
小中学校の臨時休校は、2月6日で3日目となりました。
学校は2月7日再開しますが、給食の配送が難しいため、授業は午前中のみで児童は下校する予定です。
「帯広市内の幹線道路は長い渋滞が続いていて、どこまで続いているか、まったく分かりません」(沼田海征記者)
幹線道路の除雪は進んでいるものの1車線しか使えない道路が多く、渋滞が続きました。
生活道路や歩道の除雪は、追いついていないのが現状です。
「渋滞の影響で40分ほど遅れて、帯広空港行きの連絡バスが出発しました」(沼田記者)
市内の路線バスは終日運休しています。
空港に向かうバスは再開しましたが、時間どおり運行できない便も。
「(バスが)動くからうれしいと思って来たんですけど、ずっと7時半から(1時間ほど)待ってます」(バスの利用客)
市内のスーパーは2月4日、雪のため従業員がいつもの半数の17人しか出勤できませんでした。
牛乳や豆腐なども入荷できず、2月4日は営業時間を昼からの3時間だけに限定していましたが、現在はほぼ通常どおりの営業に戻っています。
「雪が降って通常の営業ができなくなったのは、30年ほど働いているが初めて」(フクハラ弥生店 佐藤良治店長)
「買い物は一切できなかった。家の前、出られなかった。除雪車も入らなかった。今やっと買い物しようかなと」(帯広市民)
JRは午後4時現在、特急9本を含む96本が運休しましたが、札幌と釧路を結ぶ特急「おおぞら」は始発から運転を再開しました。
札幌と帯広を結ぶ特急「とかち」も一部が再開です。
「ごはん大盛でございます」
帯広名物・豚丼の人気店「ぶた野家」も大雪で休業せざるをえませんでした。
2月6日は学校が臨時休校になったので、小学2年生のお孫さんも店の手伝いに来ていました。
「火曜日に(雪が)降って、食材の仕入れもきょうに延ばしてもらって、おかげさまできょう店が開けられた」(ぶた野家 西本孝二店長)
帯広市によりますと、この記録的な大雪による農業用ハウスの倒壊が市内で9件確認されたということです。
「トマトやピーマンなどを作る予定だった。ここまでいったら撤去かな」(被害に遭った農家)
ばんえい競馬が行われる帯広競馬場では、雪に埋もれたコースを職員が除雪していました。
週末に予定しているレースが、開催できるかどうかはまだ決まっていないということです。
「こんだけ降ったら(中止も)しょうがないわ」
「毎週楽しみにしてるので地元としても(開催してほしい)」(いずれもばんえい競馬ファン)
「おととい雪の重みで崩れた帯広三条高校の室内練習場の近くには『建物に近づかないように』と看板が立っています」(小出昌範ディレクター)
野球部の屋内練習場が倒壊しているのが見つかった帯広三条高校では、建物を解体することを検討しています。
「去年全道大会に出場できたので、生徒たちも一生懸命やっているところだった。本当に残念なことになってしまった」(帯広三条高校 沼沢圭亮教頭)
野球部は練習場を探していますが、まだ見つかっていません。