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広告が入る原因となる曲を変更して先生方の映像を追加したので再度アップいたします。動画の最後に私が最高の演奏であると確信する徳島でのSingSingSingの演奏映像を入れてあります。
今まで話していませんでしたが、実は私は京都橘高校吹奏楽部のファンです。もともとオレンジさん達に興味を持ったのは母と親せきの叔母さんで、淀工ファンだった2人がマーコンでオレンジさんを見て、橘高校が凄いことをやり始めたと話していたのを思い出します。実は当時は全盛期だった淀川工科高校、市立柏高校、精華女子高校、福岡大学付属城東高校のファンでした。主に吹奏楽コンクールを見に行っていましたが、マーコン(当時はパレコンとフェスティバル)も見に行ってましたので結構前から京都橘高校は知ってましたがファンではありませんでした(すみません😊、今更ですが2005年からもっとしっかりと見ておくべきだったと本当に後悔しております、貴重な映像を手に入れる方法がいくらでもあったからです)。2008年に定期演奏会に行く予定だった叔母さんが風邪の為、行けなくなり代わりに私が母と一緒に行くことになりました。その際に隣に座ってらした方が当時のオレンジさんのご両親で、何も分からない私は今思うと色々と変なことを質問してしまいましたが、仕事も同じことから仲良くなり、その後も連絡を取り合うようになりました。(後年にも定期演奏会へ行った際に、別のご両親の方と知り合えて貴重な映像を拝見させていただくことができました)確か2009年の2月か3月と思いますが、いくつか娘の映像があるんですよと、沢山のオレンジさんの映像を拝見させていただきました。その中の1つに今でも鮮烈に印象に残っているある映像があり、その映像こそが私を長きに渡ってオレンジファンにしたのです。大会前の練習のもので早朝から深夜まで続いたというその練習の映像は壮絶という言葉を遥かに超越するもので、当時はまさかこれほど凄いとは思ってもいなかったのでかなりショックを受けたのを今でもはっきりと思い出します。長時間の練習で明らかに全メンバーに疲労感がただよっている、少し休むように周りで見ている保護者の方が言ったほうが良いのではと思えるほどです。メンバーに対してドラメ(と構成メンバーとセクションリーダーの方々)の叱責と指示は果てしなく続く。「どこの学校も勝つために死に物狂いの鬼となって来る、それに打ち勝つにはそれを超える鬼にならなくてはならない。しかし、今のあなたたちはまだその心境に達していない。」(淀校の丸谷先生もマーチングの指導の際に、内側からほとばしるエネルギーが感じられないと、生徒に怒っていたことを思い出します)だからドラメの叱責の声は果てしなく続きます、見ていて涙が出そうになってきます。田中先生も黙っていて何も言わない、いやこの真剣勝負の世界に口出しなどできないのか?この決してきれいとは言えない映像は、しかしオレンジの悪魔とは何であるか、その真髄を悠然と物語っていました。2012年まではマーコンの各審査員の採点がWEB上で見ることが出来ていました。その中にオレンジさん達の採点が著しく低い審査員がいました。明らかにダンスを取り入れた派手なパフォーマンスを毛嫌いしているのは明らかでした。その審査員にこの映像を見せてやりたいと心底思いました。この映像を見て、なおもあの採点しかできないのであれば最早その審査員は人間とは言えない…
激しいダンスを踊りながらの演奏についてローズパレードの動画のコメントに以下のようなものがありました。「マーチングはおろか、踊りながら演奏するのはハイレベルな技術が必要です。マウスピースが唇とずれたり、歯にコツコツと当たってしまい正確に音を出すのは極めて難しいからです。」「昨日バンドの練習でサックスを吹きながら真似したら無理でした。難しいとかのレベルじゃなくて不可能でした。」その他にも海外の方も同様のコメントがされていました。日本テレビで京都橘高校の密着取材を放送した笑ってこらえてという番組の中で横山先生が「あんなに飛びはねたりしながら音やピッチを合わせることは普通できない…教えてるわけでもない、できると信じてやってくれるからできるみたいなところがある」とコメントしています。実は私もいくつかの楽器で1週間ほど結構必死に試してみましたが演奏することは終ぞ、かないませんでした。ハイレベルな技術とかの問題じゃなく、ドレミファソラシドすら綺麗な音で吹くのが至難の技と言っていい。オレンジさん達は通常では不可能な方法で演奏し、しかも吹奏楽コンクールで全国にその名が轟く名門校とマーチングコンテストで競い合うという、およそ信じられないことを現実に行ってきました。
夏の合宿は早朝から深夜まで続き、まさに練習漬けの毎日となる。ある先生が合宿所をサウナに1日いるようだとSNSに書いていたが、そうした厳しい季節とも格闘しなければならない。なぜ限界を超えるような練習を続けるのだろうか、長時間の厳しい練習により、失われてゆく体力と気力の中で、更に練習を続けることにどのような効果があるのだろうか?かなり以前にメンバーのSNSでおおよそだが以下の内容を記述しているのを読んだことがあります。「体が疲れはてて体に力が入らなくなってくると、おかしなクセがなくなって体自身が自らの意思で最善の動きをするようになる…」これは他のスポーツ選手やプロの演奏家の本を読んだ際にも同様のことが書かれていたことだ。限界を超えた先にしか到達できない世界というものが絶対に存在する。オレンジさん達は間違いなくその限界を打ち破っている。激しい動きをしながら綺麗で正確な音を奏でるために、口元が動かないようにポジショニングを延々と取り続けなければならない。それは本当にほんのわずかなしかないポイントを探ってゆくという作業の気の遠くなるような繰り返し。激しい動きを行いながら綺麗な音で演奏するためのポジショニングを取り続けるは、正に1輪車に乗るより遥かに高度な技術が要求されるはずだ。全国大会では演奏をミスするような学校は殆ど無く、あとは曲の縦と横をピッタリ揃えたり、規定項目である外周回りや180度のターン、マークタイム演奏時のフォーメーションの正確さ、曲にいかに感情をこめて演奏して審査員を感動させるかの勝負となる。演奏の常識を遥かに超えたオレンジの皆さんの演奏は完成されたエンターテイメントとして言い知れぬ感動を人に与える。人を感動させる演奏演技は、並外れた努力があってこそ、本当の輝きをまとう。言葉の壁を乗り越えて多くの人の心に響く演奏演技はまさにこうした並外れた日々の練習の賜物なのだと思う。