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鬼怒川温泉の黄金時代は、バブル崩壊とともに終わりを告げます。景気は冷え込み、日光・鬼怒川温泉へ社員旅行をする企業が減り、個々人も、余暇に鬼怒川温泉へ観光しようというゆとりが減ってきました。
残されたのは、多額の投資で築かれた豪華な高層ホテル。空き部屋が埋まらず厳し経営を強いられることになってしまします。
きぬ川館本店は、1942年(昭和17年)開業。1999年(平成11年)6月に破産した後、2020年現在建物は廃墟となっている。
[歴史]
鬼怒川温泉の名士であった星堯が1942年(昭和17年)に創業した。経営は団体客を迎える事に特化した収益構造とバブル期に行った巨額投資や放漫経営がたたり、30億円の負債を抱え1999年に倒産。倒産直後は行方不明になった経営人に代わり、従業員が自転車創業状態で運営を行っていた。
[解体ができない理由]
巨額の解体費用がかかることと、所有者が行方不明であること.。
[廃業後]
ホテル廃業後、2020年現在建物は廃墟となり荒廃した状態で残っている。木造部分が多いことと、猿をはじめとした動物の侵入が多く、降雪地帯である事が影響し、崩落箇所が多く、建物は崩落寸前と化している。また複雑に増築されたこともあり、館内は迷宮かしており、非常に危険である。所有者と連絡が取れないため、放置されている状態で不法投棄も相次いだ。
不法投棄は日光市が撤去したものの、荒廃した建物の一部が崩れ落ち、国道の一部を封鎖している状態である。また隣接する鬼怒川第一ホテル、鬼怒川観光ホテル東館も相次いで廃業し廃墟化しており、鬼怒川を挟んで対岸にて営業中のホテルから見える状態となっている。
(鬼怒川温泉の一部地域に集中してこのような建物群があります。)
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