当時、東大がこの問題を出したのは意外に感じていました。sin x が x の整式で表せないことを証明(1970年)させた名古屋大なら仮に出しても不思議でないですが。 この問題、(1) で cos θ と sin θ を定義させてから (2) で加法定理を証明させているので、入試本番では cos (π/2 - θ) = sin θ や sin (π/2 - θ) = cos θ も定義にしたがって証明しないと使えないんでしょうね。何が既知であるかをこちら側が判断しなければいけない点が面倒な問題です。