Рет қаралды 280,318
9月に放送したメッセージ「よみがえれニュータウン」で衰退する山陽団地の今を取り上げたところ、「いま自分が住んでいる場所は大丈夫なのか」など、非常に多くの反響が寄せられました。
実は、岡山・香川県内では山陽団地以外でも、衰退が懸念される街が多くあると専門家は指摘しています。
いったいその背景にあるものは何なのでしょうか?
そして消える街、生き残る街の違いとは?
家財道具を積んだトラックが団地内から出ていきます。
主を失った一軒家、その遺品整理です。
40年にわたり高齢の夫婦二人が暮らしていました。
この日、立ち合いに訪れたのは息子の石飛徳昌さんです。
両親が造成当時から暮らしてきた山陽団地。
その団地の変貌ぶりに驚きを隠せません。
高度経済成長期の真っ只中、増え続ける人口の受け皿にと郊外に造られた赤磐市の山陽団地です。
造成当時、人気を博したニュータウンも50年経った今は、85軒もの空き家があります。
高齢化率は47.7%と、もはや限界集落の水準に近づいてきています。
住民がいなくなれば商売も成り立ちません。
そして、店がなくなれば新たな住民もなかなか入ってきません。
山陽団地はいまその「負のスパイラル」に陥ってしまっているのです。
なぜ、このように郊外の住宅団地は衰退していくのか。
専門家は「人口減少社会」の到来が大きく影響していると指摘します。
さらに、郊外における衰退は他のエリアでも多く見られるといいます。
この団地にもスーパーはなく、路線バスも通っていないため、車がない人は倉敷市街地とを結ぶ1日6往復のコミュニティータクシーを利用しています。
人口が減少した影響で、住宅が過剰になっている今、より不便なところから衰退していっているのです。
コンパクトシティが推進される中、今後消える街、生き残る街が更に鮮明になってくることが予想されます。
そんな中、山陽団地のある赤磐市は、団地の利便性を少しでも高められればと、10月1日から団地内を走る市民バスの運行を始めました。
山陽団地内のバス停は16か所。
路線バスの通らないエリアをくまなく回ります。
高台のふもとにあるスーパーや市役所へ、さっそく市民バスを利用する高齢者の姿が見られました。
この他にも、赤磐市では住民を増やすために、山陽団地のふもとに新たな拠点を設け、企業を誘致する構想もあります。
今後、日本全体では32年後に人口が1億を切る予測も出ています。
その時、あなたの住む街はどうなっているのか?
すでに、向き合わなければならない時が、来ています。
RSKニュース:www.rsk.co.jp/news/
RSK山陽放送:www.rsk.co.jp/
#廃墟 #ニュータウン #人口減少