泉鏡花作 夜行巡査【朗読】白檀

夜行巡査
泉鏡花
明治20年代末期に流行した観念小説から
泉鏡花氏の作品をご紹介します。
善と悪、是か非かの観念とはどこから
やって来るものか、皆さんもご一緒に
考えてみてくださいませ。
観念小説・・・個人と社会的倫理との矛盾から
　　　　　　　生ずる悲劇を題材とした小説。
《精選版 日本国語大辞典　コトバンクより抜粋》
　　　　　　　
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《原稿》青空文庫 様
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泉鏡花作　夜行巡査
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[@user-fk7ob7nw6w]

「 妖 術 」は小品ながら乙で御座います🙏

[@osanpo927]

こんばんは。 泉鏡花作品は読むのも朗読を聴くのも久しぶりです。 多分ですが、この巡査はほぼ標準的人格を持ち合わせていたと思います。 正負どちらかであっても、これまでに僅かでも関わりと呼べるものがあった人間に対し、 特にいざという場合の行動には必ず好悪感情が伴うと予想できます。 通りすがりの読者としてなら、年老いた車夫や危機にある親子に対しての感情が優先されますが、 この対象者は発想が違っていて然るべきではないでしょうか。 世論が、仁なり…と評したとの表現はおまけでしょうね。 以前に全く違う科の同僚が、時代的に問題発言だと前置きの上で、国会議員、警察、プロレスラー、 AV女優などは、一般的価値観から逸脱した価値観を持つ最たる仕事かも知れない…と。 いつの時代も文学が追求する大きなテーマなんですね。多分。 今日もありがとうございました🥀

[@byakdan]

この物語は、巡査の行動が全て〝規律〟によるもので、〝愛〟によって為された行動が１つもない事に問題提起が為されているようです。 私個人的には、お香の父は無茶苦茶な人だなぁという印象を受けましたが、違う観点で見れば、そういう〝愛〟を知らない巡査の元へ娘を嫁に行かせたくない父親の〝愛〟であったのかとも受け取れます。 なんとも不思議なお話しです。