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そもそもUWFは、格闘技がやりたくて突如引退した初代タイガーマスク(佐山サトル)が再起する舞台として、フジテレビの中継を前提に準備された新団体だった。だが、タイガーマスクの参戦もフジテレビの中継も実現しなかった。
業界の秩序を乱して新団体を旗揚げしようとする“裏切り者”の前田に、藤原が“ヒットマン” として殴り込みをかけるという構図で、新日本の社長の猪木も「個人としてやるというならやってこい」とワンマッチ限定で許可したのである。
UWF旗揚げシリーズ最終戦の蔵前国技館大会、メインイベントで前田と藤原は一騎打ちを果たした。
序盤は渋いグラウンドの攻防。脇固めやアキレス腱固め、クロック・ヘッドシザース、そして柔道技の腕ひしぎ十字固め、三角絞め……流れるような関節技の応酬は、格闘技通をうならせる展開だった。
最終的には流血戦となり、観客席は沸いた。場外乱闘から両者フェンスアウトの引き分け、さらに延長戦に入り、前田のジャーマン・スープレックスを藤原が崩し、両者KOという結果に終わった。
この試合について、のちに前田はこう語っている。
「お客さんに藤原さんの強さをわかって欲しくて、俺が意図的に受けに回っていた部分はあったよ。4回くらい、腕が折れる寸前まで行ったけどね」
格闘技としてのプロレスの強さをわかって欲しい……という前田の思いが、「蹴りと関節技」というUWFスタイルに結実したと言っても過言ではない。
#プロレス #猪木 #長州 #前田日明 #RIZIN