Рет қаралды 407
骨董・古美術の世界では、現在でも「安土桃山時代」の名品として評価されている焼き物があります。それが「古備前焼の蕪徳利」と呼ばれる腰が膨らんだ形の徳利です。大きなもので一升以上のサイズの徳利が多く伝来しており、重ね焼きや胡麻の意匠性など景色が豊富なことも人気の理由です。しかし、これらの徳利の出土品や一次資料(当時の一時記録)から時代判別をしてみると、なんと一般的に認識されている「安土桃山時代」の作品ではなく、「江戸時代前期~中期(4代将軍家綱公から5代将軍綱吉公の時代)」の作品ではないかと推測されてしまうのです。ということは、あなたが今夜戦国時代を偲んで眺めているその桃山陶は、なんとそれから約百年後の寛永〜元禄文化の名残だったのです。その真相の一部始終を動画で解説していますので、ぜひお楽しみにご覧ください!
古陶磁鑑定美術館:
www.oldbizen.com/
【引用】
【三条せと物や町 京都市文化財ブックス 第30集 2016】
【備前焼の鑑賞 備前焼鑑賞会発行 昭和48年改訂版】