まず管制塔とのやり取りを和訳だけ書くのはどうかと思う。管制塔とは英語での会話が基本(ごく一部の例外はある)なのだから両方併記すべき。 管制官から「Line up and wait(滑走路上で離陸待機)」「Clear for take off(離陸許可)」このどちらかが明確に出ない限り、滑走路に入っていけないのは基本中の基本。 問題の「(You are) No.1」は、あくまでも「次はあなたです」の情報だけで、既に離陸/着陸許可を出している他の機体の後に許可を出す順番を伝える以上の意味はないです。これも通常の管制官との会話で普通に出てきます。
滑走路に入って良いのは、「Cleared for takeoff(離陸許可)」もしくは 「Line up and wait(滑走路に入って待機)」のどちらかの指示があった時だけですが、 海保機が受けた最後の指示は、記録上では 「Taxi to holding point C5.(C5(誘導路の名前)の停止位置まで地上走行せよ)」 でして、これで滑走路に入ってはいけないというルールになっています。 海保機は元日の能登半島地震に対する物資輸送のため何往復かしており、 個人的には以前の離陸の際の記憶と混同してしまったのではないかと思っていますが、 正確には運輸安全委員会の最終事故調査報告書を待ちたいところですね。 管制官の見落としに関しては、当時はこの警告表示はあくまで管制業務の補助情報で、 監視していなければならないというルールではありませんでしたので 管制官の責任ではなくルール決めを行っている国交省の責任です。
@@智之茅野 どれが後から出てきた話なんですか?というかATC聞きましたか? JA722A:Tower JA722A C. Tokyo tower:JA722A Tokyo tower, good evening, No.1, taxi to holding point C5. ですよ?海保機は滑走路上で待機した状態で「Tower JA722A C.」と 発言したということですか?それが正しいというのであれば海保機の行動は とんでもなく大問題ですけど、理解されてます?