県内企業の６割で人手不足“中途採用が困難”７割近く【愛媛】 (25/02/11

全国的に人手不足が深刻化する中、愛媛県内企業の６割でも正社員の人手が足りていないことが民間シンクタンクの調査でわかりました。
この調査は、ＩＲＣ・いよぎん地域経済研究センターが、２０２４年１１月に県内に事業所を置く８８５社を対象に行ったもので、３１０社から回答がありました。
調査によりますと、正社員が不足していると答えた企業は６０．５％に上り、年々、人手不足感が強まっているとしています。
人手不足の理由は「中途採用が困難」と答えた企業が６９．７％と最も多く、次いで「新卒採用が困難」が５５．７％でした。
また、人手不足の影響については経営面で「受注・需要増への対応が困難」が５２．７％、社内環境面で「時間外労働の増加や休暇取得日数の減少」が４８．５％と最も多くなっています。
ＩＲＣによりますと、賃上げを実施するものの人手不足が解消されていない企業が多いとし、残業の削減・休日の拡大など労働環境の改善が求められるとしています。