音楽クイズを解説＃3

音楽クイズを解説＃3
ご視聴ありがとうございます！作曲家ゆてーぬです。今回は、コミュニティ内で出題したクイズを解説していきたいと思います。日曜/祝日と動画公開日を除く月～土曜日に、音楽に関連するクイズをコミュニティ内にて出題しています。
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/ @yutine-musique
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[@stay_foolish]

短調の属調の話題が出てきたので、以前から気になっていることを質問させてください。 短調、例えば c-moll の属調は 5 度上の短調で g-moll になるのは問題に出てきましたが、c-moll の属和音 V は長三和音なので、これ(コード名では G)を主和音とするいわゆる 5 度調は G-dur。ここで、c-moll から見て属調 g-moll の I の和音(コード名で言うと Gm) を借用している場合、どう表記すれば良いのでしょうか？ドリアの V と表現できそうな気もしますが、+V と書くのは気持ち悪い (+ 変位してない)ですし、5 度調の準固有和音という意味で V/○I ？ もう一つ、短調の平行調の属和音を表現する方法がわからず困っています。例えば a-moll から見た平行調 C-dur の V(コード名 G)の借用をどう表記すれば良いか？Am→G みたいなありふれたコード進行が表現できないはずはないと思っているのですが....

[@yutine-musique]

短調の短3和音系のVを表記する場合、+V若しくはoVとするしかないです。本来短調の場合色々な構成音の和音が使える(IIIやVなど)のが魅力なのですが、記号としての表記だけで響きを表す事に難があるのが和声学の欠点ですね。 これは芸大和声独特の表記な部分がありまして、通奏低音式の、例えば大和声学教程などはV♭みたいな書き方が出来るので便利です。 配信でもう少し詳しく触れたいと思います。