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福岡市地下鉄・七隈線の延伸部分が27日、開業しました。
福岡市地下鉄・七隈線は、『天神南』駅と『博多』駅の間、約1.6キロが新たにつながりました。『天神南』駅と『博多』駅の間には、『櫛田神社前』駅が誕生しました。目と鼻の先にキャナルシティ博多があり、バスに加え、電車を使ったアクセスが可能となりました。
これまで地下鉄・七隈線方面から『博多』駅に向かうには、地下鉄・空港線に乗り換える必要があり、天神地下街を約600メートル、7分ほど歩く必要がありました。今回の開業によって、『博多』駅に直接向かうことができるようになり、約14分短縮されるということです。
開業する区間の一番列車が『博多』駅を出発します。地下5階にある『博多』駅のホームでは27日朝、出発式が行われ、一番列車を楽しみにきた利用客が、ホームや車内で出発を待ちました。
地下鉄・七隈線延伸区間の開業までの道のりは平坦なものではありませんでした。
地下鉄・七隈線は、都心部の交通混雑の緩和などを目的に、18年前の2005年に走り出しました。
この時に開通したのは、『橋本』駅と『天神南』駅の間の16駅、約12キロでした。
■福岡市・高島市長
「延伸区間の1日も早い開業に向けて取り組みを進めていくので、今後ともお力添えをいただきたい。」
利便性の向上と利用客を増やすために、『天神南』駅と、『博多』駅の間、1.6キロをつなぐ延伸事業は、2013年度に着工し、2020年度に開業する予定でした。しかし、2016年に博多駅前で大規模な陥没事故が発生しました。現場の地下では、七隈線の延伸工事が行われていました。ケガ人はおらず、道路は、すぐに埋め戻されましたが、たまった地下水を抜く作業が難航しました。
当初の計画よりも150億円多い600億円を費やし、2年遅れで3月27日の開業にいたりました。
『天神南』駅と『博多』駅の間の1日あたりの利用客は、8万2000人と見込まれていて、利用者を取り込もうと沿線各地で動きが出ています。
■永易記者
「天神南駅降りて、すぐの天神地下街の南側エリアです。」
天神地下街の南側エリアには、6店舗がオープンしました。このエリアには、アンケートで要望が多かった食べ物の店が集まりました。
通勤通学客が気軽に立ち寄れるようにして、にぎわいを作り出そうという狙いがあります。『天神南』駅と『博多』駅が結ばれることで、これまで乗り換えのために、地下街を利用していた客の減少も指摘されますが、天神地下街では、違う見方をしています。
■天神地下街・森高凌平さん
「博多からのお客様の流入もあるのかなと思います。天神地下街としては(延伸を)プラスにとらえております。」
車両は、延伸区間の開業に合わせ、追加導入されました。新車両は、おなじみの黄緑に加えて、スカイブルーの塗装がされています。福岡の空の玄関口である福岡空港まで交通網がつながること、さらに、“アフターコロナ”の希望の未来を示しているということです。
一番列車は、27日午前5時30分、乗客が手を振る中で、『博多』駅を出発しました。ホームでは、バンザイの声が上がり、一番列車の出発を見送りました。
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