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東北6県のまつりが勢ぞろいする「東北絆まつり」は8日と9日に、仙台市で開催されました。仙台での開催は7年ぶりで踊り手たちによる華麗な演舞が、57万人を魅了しました。天気に恵まれた「東北絆まつり」初日。航空自衛隊のブルーインパルスが開幕に花を添えました。迫力あるアクロバット飛行に大人も子どもも釘付けです。訪れた人:
「来た来た!すごい!かっこよかった!」東北絆まつりは、東日本大震災からの復興を願う「東北六魂祭」の後継イベントで今回、7年ぶりに仙台市で開催されました。ステージイベントなどに加え、6県自慢のご当地グルメも集結。こちらは、秋田名物「ババヘラアイス」。2つの味をバラの形に盛り付けるのが特徴です。熱々グルメにも行列が。小麦粉をベースにした生地にソーセージや紅ショウガなどを乗せて焼き、箸にくるくると巻いて食べるお好み焼き=「どんどん焼き」。山形のソウルフードです。福島から訪れた人:
「これは前から狙ってたの!幸せ!中が美味しい!もちもち」そして、こちらは一見、普通のラーメンのようですが…どんぶりに注がれたのは、なんと牛乳!味噌ベースのスープに牛乳とカレー粉を合わせた青森市のソウルフード「味噌カレー牛乳ラーメン」です。初めて食べた人:
「カレーの感じでマイルドで美味しい。珍しいのと青森あまり行かないから食べてみたいなと」
地元が青森:
「懐かしくてどうしても食べたくて」また、1月の地震で被害を受けた能登半島を応援しようと名産のほうじ茶や工芸品の販売、そして、募金箱も設置されました。混雑による入場規制も各会場が賑わいをみせた一方で…。小笠原悠記者:
「ステージを見ようと会場をぐるっと囲むように入場を待つ人の長い列ができています」メイン会場のひとつ、青葉区の西公園では混雑による事故を防ぐため一時、入場規制がかかりました。市内から訪れた人:
「予想していたより混んでる。すぐステージ見られると思ったけど」まつりの実行委員会によりますと期間中、混雑に関する苦情はあったものの事故やトラブルはなかったということです。絆まつりのハイライトは9日午後に行われたパレード。仙台七夕まつりを先頭に各県の踊り手ら1000人が参加し、市内中心部を1.1キロに渡って練り歩きました。6県のまつりが集結!紅花をあしらった笠の波が美しくうねる「山形花笠まつり」。一糸乱れぬ太鼓と、華やかな踊りで魅せる「盛岡さんさ踊り」。「福島わらじまつり」の演武では、長さ12メートル、重さ2トンの大わらじを男たちが担ぎ、大きく回転させると沿道から大きな拍手が沸き起こりました。「秋田竿燈まつり」は、高さ12メートル、重さ50キロの巨大な竿燈を差し手が腕や腰に乗せて絶妙なバランスで操ります。パレードの最後を飾ったのは「青森ねぶた祭」。勇壮な「ねぶた」と躍動感あふれる跳人の演武が観客をさらに盛り上げます。愛知から訪れた人:
「かっこよかった。ねぶた祭」
大阪から訪れた人:
「全部のお祭りをまとめて見られたので本当に感動する時間でした」アメリカ出身の女性:
「素晴らしい!」
「みんなが一つになって笑顔で踊っていてとてもハッピーになった」2日間の来場者数は、57万2000人。7年前の仙台開催より12万人多く、過去最多となりました。実行委員会は「2日間天気に恵まれことや、仙台開催では初めて、ブルーインパルスの展示飛行を行ったことなどが増加につながったのでは」と話しています。「東北絆まつり」は6市の持ち回りで行われていますが、来年は大阪・関西万博に出張展示し、国の内外に復興支援への感謝と東北の魅力を発信します。
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