「遺伝子」をめぐる終わらない旅～科学コミュニケーターと楽しむノーベル賞2020

これまでにノーベル生理学医学賞を受賞した研究の中から、「遺伝子」をテーマにふり返り、科学コミュニケーターが遺伝子研究の発展・展開の面白さをお伝えします。
科学コミュニケーターと楽しむノーベル賞2020（未来館HP）
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10月5日放送
【生理学医学賞】ノーベル賞発表の瞬間をみんなで迎えよう＠日本科学未来館（ニコニコ生放送HP）
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[@genomejunk]

僭越ながら、高校の生物教師をしているものです。科学未来館がこのような情報発信をしてくれることはとても興味深く、貴重なものだと思います。ありがとうございます。遺伝現象、そして遺伝子がＤＮＡだと分からなかった時代から今日まで遺伝子の研究はとてつもない勢いで進歩し、旧来の進化の概念まで覆すほどのものになりました。しかし、ゲノム編集のリスクや生命倫理の観点からの根深い問題が生じています。遺伝病等も、治療すべきか否か。再生医療は高齢化社会を促進する一助になりやしないか。どうやって社会に共通理解を得るのか。。遺伝子研究には、このような困難な問題が山積しています。かつて、原子核物理学が核戦争に繋がるという懸念から研究規模を縮小されたように、遺伝子科学の行く末にも一抹の不安が生じています。こういった市民の不安感情にどう対応するのか。その性質上、生命科学が抱えるアンチテーゼは今後の研究の大きな、そして深刻な課題の１つになっていくのではないかと思います。どう感じていらっしゃるのか、ご意見伺えれば大変参考になります。