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開幕まで4か月を切った冬季オリンピック。
“氷上のF1”とも呼ばれる競技で北京五輪出場を目指す、三条市出身の金子慶輝選手を取材しました。
【桶屋美圭アナウンサー】
「きょうはソリに乗って氷上を滑走する“ボブスレー”で五輪を目指す金子選手を取材に来たのですが…ここ、陸上競技場ですよね」
【金子慶輝 選手】
Q.陸上競技場で練習
「トレーニングは陸上競技場で行うことが多い。シーズンにならないと、氷を張れないので、氷を張らない時期は陸上トレーニングやウエイトトレーニングが中心」
三条市出身で仙台大学大学院2年生の金子慶輝選手。
身長190cm、体重約100kgの体格を誇る金子選手が陸上競技場での体づくりに励む理由は、ボブスレーの競技方法にあります。
【金子慶輝 選手】
「ソリにはエンジンがないけど最高出力は150km。スタートの局面をスタートタイムというが、そのスタートタイムが100分の1でも速いことがゴールに影響する」
パイロット・ブレーカと呼ばれる人がソリを操縦し、滑走タイムを競うため“氷上のF1”とも言われるボブスレー。
体格が劣る海外勢と戦うには、スタートダッシュがカギを握ります。
【金子慶輝 選手】
「短い距離だけ走っていても速くはならない。速くするためには120mや200m走る走力がないと、そこの爆発的スピードは出ない」
常に自分がやるべきことを追求し続ける金子選手。実は…
【金子慶輝 選手】
「以前は陸上競技の円盤投げをしていた」
3年前、円盤投げで伸び悩んだときにボブスレーと出会うと、競技開始から2か月で頭角を現し、日本代表の座を射止めます。
【金子慶輝 選手】
「ボブスレー日本チームは平昌五輪を逃して、連続出場が途絶えてしまったところだった。チームを一からつくるタイミングで自分が行けたのが大きかった」
今年8月の全日本選手権では2連覇を達成し、海外遠征メンバーに内定。
慣れ親しんだ地元・三条でのトレーニングを終え、オリンピック出場に向けラストスパートをかけます。
【金子慶輝 選手】
Q.出場権を獲得すれば、県勢初のソリ競技でのオリンピアン
「この競技は今まで苦戦してきた競技なので、何とか重い扉をこじ開けて、自分がこれまでの日本人の中で一番のボブスレー選手である、一番のチームだということを証明する五輪にしたい」