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ミヅエストの先輩であるトンサン様のご指摘で、3年前にアップロードし22万回もご視聴いただいている「高田みづえ 秋止符」の動画に大きな誤りがあることが発覚しました。2:40あたりから「それを愛とは言わないけれど それを愛とは言えないけれど」というフレーズがありますが、自分はお恥ずかしいことにずっと「それを愛とは言わないけれど」を2回繰り返して歌っているものと思い込んでおりまして、3年前の動画でもそのように字幕を入れてしまっていました。よく聴いてみれば、みづえちゃんはちゃんと「言えないけれど」と歌っているのに、全く面目次第もありません。「言わない」→「言えない」と言い換えるだけで、歌の情景と主人公の心情が格段に奥深くなりますよね。ここに謹んでお詫びし、訂正させていただきますm(_ _)m
3年前の動画を改めて見てみますと、まだ10代の幼いみづえちゃんの写真が多く使われていて若干違和感を感じましたので、これを機に正しい字幕と年相応の美しいみづえちゃんの写真で「秋止符」をリニューアルしたいと考えた次第です。秋を越えて冬になってしまいましたが(^^;)
「秋止符」は名曲なので多くのシンガーにカバーされていますが、その中では高田みづえバージョンが最も優れているのではないかと感じています。ファンの贔屓目には違いありませんが。それから自分はかつてこの歌は谷村新司氏の作詩作曲と思っていましたが、作曲は谷村氏のアリスの盟友である堀内孝雄氏なんですよね。これも思い込みによる誤認の一例です(^_^;)
ただの友情では終わらないとうすうす感じていたとは言え、それなりに楽しい日々を送っていた二人の関係が、「あの夏の日」を境に一変してしまった。おそらく「心も体も開きあい」、友達の一線を越えて結ばれてしまったのではないでしょうか。「友情」と思っていた二人の関係が一線を越えてかえって気まずくなってしまった。彼女は「それを愛とは言えないけれど」と必死に否定しようとしていますが、それは「それが愛だ」と気づいてしまったことの表れなんだと思います。そして彼氏は手紙を残して彼女のもとから去ってしまった。春になって暖かい風が吹く前に、失恋という重いコートを脱ぎすてなければ一歩も前へ進めないと感じている。そういう物語をこの歌は歌っているのではないかと思います。例によって個人的な感想文ですから、正しい解釈かどうかはわかりませんが(^_^;)
彼女は「今年の秋はいつもの秋より長くなりそう」と感じているようですが、昨今の秋は長いどころか、夏から一気に冬になって「秋あったの?」って感じですよね。「あの夏の日」を振り返る静かで内省的な「秋」という季節を、我々はすでに失ってしまっているのかもしれませんね(ToT)