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先日、下水道研究発表会という下水道業界の研究や事例などを発表する全国大会で、高度処理した工場排水を生物にやさしい水に改質する目的で設置した、上向流粗ろ過と緩速ろ過を組み合わせた施設の上向流粗ろ過(URF Upflow Roughing FilterI)に試行的にシマミミズを投入してろ過閉塞を解消した事例を発表してきました。
元々は、第5回緩速ろ過国際会議で水生のミミズが緩速ろ過池(SSF)に定着するとろ過閉塞が解消されるという報告があって、それならばURFでも効果があるかも、ということで試験的に行ったものでした。
今回はそのイトミミズを近所の田んぼから採取して、URFで定着するかを観察してみようと思い、その経過を動画として挙げてみることにしました。
動機としては、発表の事例で試行的に使ったシマミミズはいわゆる釣具店で釣りの餌として売られている数センチのみみずです。このシマミミズは、イトミミズと比べると体が大きく丈夫なのですが、温度耐性が25℃~30℃といわれていて高温に弱く、夏場に25℃を長期超えた環境にさらされると死滅してしまいます。ですが、イトミミズは水田の環境から想像できるように30℃を超えても大丈夫そうなので、実際に自宅の装置で生存可能かを見てみたかったということです。