事故機のエンジンはPW製JT8-Dで燃焼器はアニュラー型と思います。低バイパスターボファンエンジンと言う事もあり、燃焼器がエンジンから飛び出した事や燃料タンクへの衝突も想定外だと思います。乗降用ドアはボーイングとエアバスとでは開閉システムの違いもあり、この事故は想定外が重なった事が悲惨な結果となったと思います。今やPW製JT8-D型エンジンは本家のPW社もパーツ等の新規製造もなく、唯一、三菱重工が担っていますね。同様にPW製F100-PW-100系オーギュメンタ付きターボファンエンジンパーツもIHI社が担っていますしね。事故というのは「運が悪い」時に、増して「運が悪い」事が重なる事例が大半です。今回も良い勉強になりました。くしくも1/2日のJAL A350-900型機と海上保安庁機ボンバルディア300型機で能登半島地震で災害派遣で支援物資を担う予定だった同機と海上保安官5名のご冥福をお祈りいたします。また、ご家族等にはお悔やみ申し上げます。その事故からかは不明ですが、航空管制官は各シップに「Hold short of runway」を二回以上は復唱していますね。