ドイツ語の諺「ズボンと上着は同じ」は「Jacke wie Hose」、直訳すると「ズボンみたいな上着」で、大昔はズボンも上着も同じ生地だっただろうという点に着目すれば、お二人も動画内で仰っていましたが文脈的に理解に難くはありません。 僕は、中世の生地職人が生地を青"blau"に染める為に酔い潰れた人の尿を使っていた事から派生した"blau sein"(訳「青い」→酔っている)、その後生地を乾かす間ぐうたらしていた事から派生した"blauer Montag"(訳「青い月曜日」→定休日)"blaumachen"(訳「青する」→サボる)や、第一次世界大戦中の兵隊たちが敵地でお家に帰りたいあまり「駅」という単語にしか反応を示さなくなったという経緯からできた"nur Bahnhof verstehen"(訳「駅しか分からん」→わけわかめ)など、背景の文脈が突拍子もない諺シリーズも奥ゆかしくて好きです