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「葵」は六条御息所との車争い、物の怪に悩まされる葵の上、葵の死、若紫との結婚、と名場面が目白押しの巻である。
<主な登場人物>
皇室関係
光源氏:22~23歳
院:桐壺院。光源氏の父親。天皇位を東宮に譲って、院となられた。
中宮:藤壺中宮。
東宮:皇太子。表向きは院と中宮との子。当帝には弟にあたる。じつは光源氏との不義の子。
当帝:桐壺院と弘徽殿女御(現皇太后)の皇子。譲位により帝位につく。
式部卿の宮:桃園式部卿の宮。桐壺院の弟。
朝顔の君:式部卿の宮の姫君。源氏から求婚され続けている。
六条御息所:前皇太子(桐壺院の弟)の妃。夫の死後、源氏の恋人となる。誇り高き美女。
斎宮:伊勢の斎宮。皇女から選出される。御息所の姫君が選出された。
斎院:賀茂の斎院。皇女から選出される。桐壺院と弘徽殿大后の姫君が選ばれ、その行列に源氏が供奉することとなった。
左大臣家の人々
左大臣:源氏の舅。葵の父。
宮:左大臣の正妻。桐壺院の妹にあたる。
三位中将:もと頭中将。左大臣の子息。
葵:左大臣家の姫君。源氏の正妻。
右大臣家の人々
右大臣:左大臣の政敵。
弘徽殿大后:当帝の母。もと弘徽殿女御。右大臣の姫君。
朧月夜の君:右大臣の六番目の姫君で、弘徽殿大后の妹。入内を期待されていたが、源氏との恋愛により白紙になる。
二条の院(源氏の住まい)の人々
若紫:兵部卿の宮の姫君。
小納言:若紫の乳母。
与謝野晶子訳『源氏物語』
• 与謝野晶子訳『源氏物語』