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およそ50年の月日が流れ、東京モノレール浜松町駅の延長部の裏側が姿を現しました。この延長部の裏側をしっかり見た事がある方は、この世の中にほとんどいらっしゃいません。理由は、この延長部、東京モノレール開業時には存在していなかったからです。
東京モノレールの開業は1964年の9月17日、つまり いまから遡る事 58年前です。2023年4月時点でほぼ上物の解体が完了した世界貿易センタービルがこの位置には存在しましたが、この世界貿易センタービルの着工が1967年、竣工が1970年3月となっています。東京モノレールでは、もともと二軸車 三両編成2本を繋げた 最大6両編成で運行を行っていました。1969年には、ボギー台車構造を用いた2両編成の500形を導入、500形の全長は、ざっくり感で言ってしまうと、2軸車であった100形シリーズ 3両編成と同等の長さとなっています。つまり、100形シリーズの6両編成と、500形の4両編成がほぼ同等の長さとなるわけです。
東京モノレールでは、利用者の拡大によって、後に6両編成化を行うのですが、多くの駅で延長への対応工事が行われました。東京モノレールの起点となる浜松町駅においては、羽田空港側に2差分岐を配置しており、はなから新橋駅方向側へのホーム延長が前提となっていました。そこで東京モノレールでは、既存の駅舎 プラットフォーム階部分のみを延長し、6両編成化に対応したわけですが、これが、今回紹介している延長部分。世界貿易センタービルの開業後に工事が行われたため、工事や関係者でもない限り、この延長部の裏側を見た事がある人はいないのです。ニッチではありますが、今回はこの部分が露わになった という事になります。
延長部の使用開始は昭和49年、西暦では1974年の事となります。50年近く、世界貿易センタービルの側面を静かに見続けていたという事ですね。
さて現在 このモノレール浜松町駅は 開業以来の大規模な改築工事を控えている状態。お隣のJR線浜松町駅と合わせて、2029年頃には、外観も大きく様変わりしてしまいます。この浜松町駅周辺は、モノレール以外にも、JRの山手線、京浜東北線 都営地下鉄の浅草線、同 大江戸線の大門駅が配置されています。さらに海側には、東京臨海新交通 臨海線 通称 ゆりかもめの竹芝駅があり、再開発エリア 汐留とも隣接しています。駅舎のみならず、この浜松町エリアでは、町の姿を変えてしまうクラスの 大きな再開発が進行中となっています。
【目次】
00:00 はじめに
00:28 東京モノレール浜松町駅の延長部
01:09 東京モノレール浜松町駅が延長された理由
03:12 浜松町駅周辺の再開発について
06:49 再開発概要