1998年のフランスワールドカップの準決勝戦フランス vs. クロアチアに関する解説動画がワールドカップ終了後に当時NHK-BSで放送されました。フランスの右サイドバックのテュラム、クロアチアの左サイドバックのヤルニ、2人とも超のつく快足攻撃型SBで、大会ベストイレブンにも選出されるほどの選手。この2人が対面でマッチアップするというので大会屈指の好ゲームになることが戦前から予想されていました。フランスのエメ・ジャケ監督はヤルニのオーバーラップを封殺するためにテュラムの基準ポジションを高い位置に設定して戦術デザインしました。重点的に右サイドで攻撃を作ってヤルニを守備に追いやることでクロアチアの攻撃力を削ぎ落す。テュラムの2ゴールでフランスが勝ちます。