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今回の動画は「パリから日帰りの旅シリーズ」です。
リールはパリから超特急で1時間(車だと2時間強でしょうか)、地理的にいうとベルギーまでの方が近いというフランスの北の玄関口で、人口は約23万人、繊維、石炭、金属、鉄鋼業などの産業と多くの大学を有する学生の街です。
歴史的に見ても1668年にフランスに併合されるまでは領土は様々な領主(ブルゴーニュ公やオーストリア、スペインのハプスブルグ家など)によって支配されました。その後18世紀初頭のスペイン継承戦争では、イギリスをはじめとした同盟軍によって一時侵略された時期もありました。
リールは運河化された河川による土地の恵みと、繁栄していたフランドル伯領内の他の街との交易によって発展し、中世には特に毛織物の市で巨額の富を得ます。また南に炭鉱があり、それをエネルギー源として19世紀には工業化が始まりました。ちなみに現在、ルーヴル美術館の分館があるリール近郊の町ランス(Lens)もかつての炭鉱町として栄えたところです。
リールの街並みには繫栄していた街特有の豪奢さとほのかな異国情緒(フランドル的な)を感じます。特に鐘楼のような古くて高い塔は他の地方では(教会の尖塔は別にして)あまり見かけません。建物の感じもパリとは違いますね。フランスは本当に地方色が際立っているので面白いです。
この動画では「グランプラス」という旧市街の中心地から散策を始め、オペラ広場、メールのワッフル屋、オスピス・コンテス美術館、カテドラルなどをご紹介しながら街をぶらぶら歩いています。ご覧になりながら一緒に散歩しているような感じになっていただけたら嬉しいです。
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