日銀議事録で読み解く投資のヒント 日銀の“誤算” 物価目標達成を楽観視 消費増税の影響は軽視【経済記者インサイト】

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テレビ東京報道局経済班の記者がお伝えする「経済記者インサイト」。きょうは7月16日に公開された日銀の議事録についてお伝えする。公開されたのは2014年1月から6月の議事録。2013年4月に黒田前総裁が「バズーカ」と呼ばれた異次元の大規模緩和を開始してから1年がたったころの議事録だ。読み解くと日銀の“誤算”が見えてくる。大規模緩和の効果が出ていると評価し、同じく4月からの消費税率引き上げ（5％→8％）の影響も楽観視していたのだ。その後2014年10月には追加緩和に追い込まれる日銀だが、重要事項を決断する10年前の日銀の決定会合はどんな話し合いが行われていたのだろうか。現在の日銀も、国債買い入れの減額計画を策定していたり、7月の決定会合ではさらなる利上げが取りざたされている。“決断”に向かう日銀の行動を、10年前の議事録から紐解いてみる。
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