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8年後の開業へ。
「世紀の難工事」と呼ばれる現場が、7日、初めて公開されました。
「私は、東海道新幹線の高架下にいます。
ここで、リニア中央新幹線の地中駅を建設する工事が行われています」
(下野記者)
場所は、リニア中央新幹線の名古屋駅の建設現場。
東海道新幹線の高架の真下です。
2027年の開業を目指すリニア中央新幹線の名古屋駅は、東海道新幹線とほぼ直角に交わる形で、東西におよそ900メートル、深さ30メートルの場所に建設される予定で、工事は、2016年12月に始まりました。
名古屋駅は、新幹線や在来線のほか、私鉄や市営地下鉄が行き交う複雑な構造で、その地下深くに駅を建設する今回の工事は、「世紀の難工事」と呼ばれています。
7日に公開されたのは、地下に壁を作るための掘削作業。
両側に、駅を支える深さ75メートルの壁を作り、その後、駅本体を建設していきます。
現場のわずか5メートル上は、新幹線の高架橋。
掘削作業は、一般に巨大な重機を使って行われますが、それを持ち込めるだけの十分な高さが、ここにはありません。
「この掘削機は、天井とほぼ同じ高さ。
この工事のためだけに特別に作られたものです」
(下野記者)
特注の重機を使って掘り進め、壁の基礎となる鉄筋を中へ。
工事の影響で新幹線が走る高架橋にズレが生じていないか、計測器でチェックしながら慎重に作業を進めます。
「新幹線構造物に影響を与えないように、工事を進める。
少しでも動きがおかしいと思った段階で、すべて止めます」
(JR東海愛知工事事務所 出口彰所長)
工事が進む一方、建設用地の買収が課題になっています。
リニアの駅は、東西およそ900メートルにも及ぶため、新たに土地を取得する必要があります。
JR東海によりますと、買収の対象となる土地の地権者は120人。
そのうち、契約できたのは、およそ6割にとどまり、今年度までだった買収の計画を、2年延ばすことが決まっています。
「(用地買収に)最大限の取り組みを行っている。
準備ができたところから、工事を始めていく」
(JR東海愛知工事事務所 出口彰所長)
名古屋ー品川間をわずか40分で結ぶリニア中央新幹線。
8年後の開業に向け、難工事が続きます。(7日16:53)
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