こういう動画好きです。頑張ってください。 物質波は宇宙全体に広がっているので、確率は小さいですが、地球の逆サイドで粒子が観測される可能性があります。もう少し詳しくいううと、例えば、ブラジルにもカミオカンデがあったとして、ブラジル方向からとんでくるニュートリノが ① ブラジルで検出されて、神岡では、検出されない ② ①から地球を通り抜ける時間たってから神岡で検出される ③ ②の時刻でブラジルで検出される。 ここで、重要なのは、地球を通り抜ける時間だけずれて観測される当たり前のパターンとは、別に、遅れてブラジルで観測されるケースがあるということです。(これは、正しくは遅れて観測されるのではなくて、時間がたって、観測可能な確率が小さくなったブラジルでたまたまみつかったということ)もちろん、同一の粒子が多重に観測されることはないですが、①②③あるいは、さらに違うパターンがあり得ます。この場合、観測されるニュートリノの種類の分布の確率は場所によって異なるでしょう。波の描像からは、至極当たり前なのですが、粒子の固有時にしたがって性質が変化するという古典的な説明では、なかなかうまくいきません。波の描像、一本槍のほうが、わかりやすいような気がします。