【TRAIN】久大線を爆走するかんぱち·いちろく

今回初めてJR九州のD&S TRAIN「かんぱち・いちろく」を見た。初見の感想は「かんぱちはやい」。72km/hで走るその姿をJR久留米大学前駅で収めてみた。そのあと御井駅に移動して「ゆふいんの森Ⅲ世」(キハ72)を見ることができた。
　2024年4月26日にデビューしたJR九州の新たな観光列車、特急「かんぱち・いちろく」号。博多発別府行きは「かんぱち」別府発博多行きは「いちろく」、それぞれ久大線敷設や地域社会の発展に尽力した地元名士麻生観八氏と衛藤一六氏の名前から命名されている。今回列車デザインは水戸岡鋭治氏でなく、鹿児島のデザイン会社IFOOが担当、車両は豊肥線を走っていた「いさぶろう・しんぺい」のキハ47型9082と8159を使用、1号車（車号2R型16~2人のロマンスカー一六）火山温泉の「赤」、3号車（車号2R型38~2人のロマンスカー3代目八鹿酒造）は平野の山々の「緑」にイメージした改修を行った、2号車は樹齢250年の杉一枚板8mカウンターを備えたラウンジを備えている、車両はキハ124型24を改造して配している。もともと黄色の車体でY-DC125ロゴを配していた（Y-DCは、"YELLOW ONE MAN DIESEL CAR"の省略）久大線でワンマン運用されていたキハ124型24は2005年1月御井踏切でトラックと衝突し修繕をうけ車両番号がトイレ側に表記された経歴を持つ。今回のデビューで2R 型80(2人のロマンスカー8m)と新たな車号で生まれ変わり復活。豪雨被災で再三不通となるもJR九州関係者の多大な尽力により2023年7月20日全線完全復旧し運転再開された久大線をひた走る姿には2重の意味で涙腺が緩みっぱなしだ。
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