映画「ルックバック」の謎を考察│京本には◯んでもらう必要があった理由を解説します

[@nabepon]

映画を何度も観た結果、背中に斧が刺さった4コマ漫画「背中を見て」は藤野の想像（実際には白紙）だと確信しました。 京本の部屋の窓にたくさん貼られた白紙の4コマ用紙のうち、1枚が風で藤野の元に届いたわけですが、この中に描かれた絵は、藤野がイメージした「京本作品」であるはずです。藤野にしか見えない漫画だからこそ、その後…都会の作業オフィスに貼られた後も、私たち観客の目には、ずっと白紙4コマのままなのです。 「藤野がイメージした京本の作品」であることは、署名は京本なのに、筆跡も画風も京本のものとは全然違うことからも明らかです。さらに、あの空手キックは絶対に藤野の画風ですし、ちょっとブラックな笑えるオチの付け方も100%藤野のセンスです。 一方、京本の経験の範囲内では、空手の道に進んだ世界線の藤野などを想像することはないはずです。なぜなら、京本にとっての藤野は、絶対に「天才漫画家」であるべきだからです。 つまり、あの「背中を見て」という4コマを「京本の作品」として脳内で想像＝創造できるのは、藤野しかいないと確信しています。 では、京本はあの4コマに無関係なの？…いえ、そうは思いません。 あの時、藤野は「京本からのメッセージ」を受け取った…だから、藤野の頭の中に京本作品が生み出されたのだと思います。 その京本から藤野へのメッセージとは、まず… 「藤野ちゃんは、私=京本の受けた斧の傷のことばかり考えているけど、今本当に傷ついているのは、藤野ちゃんの方じゃない？ 斧が刺さった自分の背中（藤野自身の心に受けた深い傷）をちゃんと手当てしてあげて…」というメッセージ そして 「私（京本）は、藤野ちゃんのことをいつでもずっと応援し感謝していたんだよ、今回の事件があっても、私が藤野ちゃんを応援する気持ちは変わらないよ。私＝京本の藤野ちゃんに対する気持ちは、ちゃんちゃんこの背中に書かれたサインを見ればわかるはずだよ…」というメッセージ。 この2つのメッセージを藤野は京本から受け取り、漫画を描き続ける意味（＝京本が大好きと言ってくれる作品、京本がこの先の展開を楽しみにしていたであろう「シャークキック」の続編を全力で生み出すことだということ）をしっかり理解できたからこそ、京本家を出た藤野は田んぼ道を力強い足取りで歩き、京本が届けてくれた白紙の4コマをオフィスの窓に貼り、そして真夜中になるまで1日中ずっと「シャークキックの続編」の創作に全力を尽くしたのだと思います。

[@ilabotakeda]

自分もしばらく前に同じ感想を持ってて、京本は京アニ＋藤本タツキの絵としての技術、スキルの部分であり、藤野はストーリーテラー、漫画家の部分かなと思っています。 そして、藤本タツキは、実際に美大に入ってる訳ですが、そこで絵を勉強するのを止めた、と明確に言ってるんですが、それこそが、彼の中の京本を頃した、京アニ＋絵のスキルでの勝負を諦めた、という話なんだろうな、と考えると完全に彼の個人史の年代とも一致すると思っています😊

[@miwa3360]

イマジナリーフレンドという見方があるんですね。興味深い考察です。髪型とか、、最後すごく似てるなと思ってました。ありがとうございます。「背中を見て」という一言、意味がありそうです、藤野が京本への台詞であったような、、もう一度みたくなりました！

[@森野たぬき-o1x]

作者の藤本タツキさんは、漫画家へ進む道と背景美術に進む道　どちらを選ぶか悩んでいたそうです　 ヒット漫画家として成功した（チェンソーマン一部が終わった時）の間に振り返り（ルックバック）、選ばなかった選択肢を偲ぶのをやる必要があったんではと思いますね

[@moviemoving]

おお！やはりそうでしたか！ 藤本タツキ自身の人生の分岐点をルックバック（振り返り）した作品だったんですね。 チェーンソーマンが当たったあとにこの作品を描いたというその順番にも、改めて納得しました。

[@やぬー-j6h]

原作しらなかったのですが 本日観てきました。　 観に行って良かったです

[@moviemoving]

出来のいい映画でしたね！僕も映画館で観れてよかったです！

[@とっしー-j7i]

遅ればせながら、観てきました。ストーリーボード冊子、頂きました。原作読んでからの鑑賞です。冒頭のカメラアングル他、原作を補完した映像に、兎にも角にも感動しました。京本のナマリ塩梅は、原作では気づけませんでした。劇場で何度も観たい作品でした。

[@moviemoving]

良い映画でしたよね。原作を補填する方向で映画化したことと、押山監督と原作者が見ている方向性が一致したことが勝因だと思います。 あの、時折入る背景を作画して動かすこだわりに表現に関しては脱帽でした。 アニメ映画で言うと、来月公開のインサイド・ヘッド2がディズニー史上最大の売上になりそうな勢いらしいのでこちらも楽しみにしています。

[@kkattouu]

考察編面白かったです　イマジナリーフレンドとの解釈には思わず唸ってしまいました 「チェンソーマン」のアニメが色々と言われていたので他人事ながら本作の高評価にホッとしています 館長の解釈を思い出しながらもう一度観に行こうと思っています

[@moviemoving]

ありがとうございます！ ルックバックは短編作品としてはマスとコアを両方捉える、クオリティの高い作品だと思います。 チェーンソーマンのアニメは続きが早く見たいですね！ インサイド・ヘッド2に劇場を制圧される前に、2回目もどうぞ！

[@kiyosiyamasita]

京本の4コマ「背中を見て」を描いたのは藤野らしいです。

[@kiyosiyamasita]

名前の筆跡が京本の筆跡じゃないみたいなんです。

[@kiyosiyamasita]

最初パラレルワールドから時空を超えて作品が届いたと解釈してたんですけど、そういうファンタジーではなくて、ifの世界全て藤野の創作みたいです。その末に藤野自身が京本作の4コマを仕上げたという事らしいです。

[@soba_blues_358]

ルックバック＝背景を見ろ もっと深い意味で藤野は悟った 窓ガラスに貼り付けたモノは何だったんだ？ 理解したいのにわからない

[@yankeetango-w8e]

京本の京と京アニの京に意図はなかったか

[@moviemoving]

京アニ事件のことは考えると気分が沈んでしまうので、そちらの筋は今回の除いてます。