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日本は今、群雄割拠のイチゴ戦国時代に突入しています。
■最高金賞「あまりん」 他の金賞2つも埼玉県産
上村彩子キャスター:
全国のいちごの中から最も美味しいいちごを決める「全国いちご選手権」の第2回大会が開催されました。最高金賞を受賞したのは埼玉県産の「あまりん」です。
応募数で比較すると、第1回が63品に対し、第2回は145品です。大幅に増え、熾烈な戦いとなったわけですが、「あまりん」が見事、連覇を達成しました。
さらに、最高金賞に続く金賞が3つ選ばれるんですが、その中の2つが埼玉県産です。
「あまりん極」と「かおりん」です。
豊洲市場ドットコム 青果バイヤー 八尾昌輝さん
「『やっぱり埼玉か』という感想。量より質で勝負したことが、実を結んだ」
■現在約300品種 青果バイヤーおすすめ「あまりん」に匹敵する“甘いいちご”
上村キャスター:
いちごを食べる際によく使ったスプーン、見覚えあるでしょうか、「いちごスプーン」と言います。
いちごがつぶしやすいように、スプーンの底の部分が平らになっています。そして、つぶつぶの模様は、滑り止めの効果もあるそうなんです。
井上貴博キャスター:
裏でつぶすということですか?
田中ウルヴェ京スポーツ心理学者(博士):
そうです。それで先端に付けるんですよね。
上村キャスター:
このスプーンを使って「いちごミルク」を作っていたのではないでしょうか。
いちごをつぶして、そこに牛乳をかけて砂糖や練乳で味付けをするものです。
30~40年前には、定番の食べ方だったそうなんですが、私も祖父母の家で食べていて、最後にピンク色の甘い牛乳を飲むのが大好きでした。
田中ウルヴェ京スポーツ心理学者(博士):
要するに、当時はいちごが割と酸っぱかったので砂糖などで甘くしていた。40年前の練乳は、缶だったと記憶しています。
上村キャスター:
ウルヴェさんからもあったように、青果バイヤーの八尾昌輝さんによると、▼かつてのいちごは酸味が強く、甘みが弱いのが特徴だったんですが、そのまま食べてほしいという想いもあり、どんどん品種改良が進むにつれて、いちごも甘くなっていきました。
品種の数は現在約300品種に増えています。
豊洲市場ドットコムの「苺の断面図カタログ」では、形と食感で約60種類のいちごが分けられています。
ホラン千秋キャスター:
甘さではなく、形と食感だけですか?
上村キャスター:
そうです。「シュットしてる」か、「まるっこい」か、「硬め」か、「柔らかめ」かとなっていて、最高金賞を獲得した「あまりん」は「まるっこい」分類のところにあります。
たくさんある中でも、「あまりん」に匹敵すると、青果バイヤーの八尾さんがおすすめしている、いちごがあります。
〈 「あまりん」に匹敵する甘さのいちご〉
・奈良県産「コットンベリー」(1パック3000円) キャンディのような甘さと香り
・奈良県産「古都姫」(1パック3000円) ミルキーで練乳のような甘さ
※豊洲市場ドットコムの青果バイヤー・八尾昌輝さんのおすすめ
ホランキャスター:
ただ、1パック3000円で、プレミアムな価格なんですね。
上村キャスター:
そうなんです。特に「古都姫」は超希少で、究極の甘さを追求しているそうです。
■より「甘いいちご」の見分け方は
上村キャスター:
より甘いいちごを選ぶ、見分け方をご紹介します。
豊洲市場ドットコムの青果バイヤー 八尾昌輝さんによると、▼鮮度が良いものはつややかだそうです。
さらには、いちごは先端から上(ヘタ)の方に熟していくので、▼ヘタの近くまで赤いと全体的な甘みも強いということで、ぜひ参考にしてください。
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